古伊賀花入れ

寸法  高さ 37.5㎝  口径 8㎝×11.2㎝

時代  桃山時代

状態  無疵

 

この10月26日から世田谷区上野毛の五島美術館で
開催されております 「古伊賀 破格のやきもの」展
はすでに観に行かれた方も多いのではないでしょうか。
私も観に行きまして、まずその大胆な造形力に目が留
まります。
「破れ袋」は破格のやきものと思いますが、他の花入れ
水差しその他にあっても、例えば同じような造形でありな
がらも、ビードロ、焦げ、赤く焼けた肌、深く削った刻文
などで、一つ一つの作品が、それぞれ豊かな表情を示し、
まさに天与の作品ではないかと思わされます。

こにあげました伊賀花入れは、裾広がりの四方の上に
壺を乗せたような造形ですが、上の方は伊賀の白い土
の様子がわかる清浄な薄緑色を保ち、下との付け根は
それはそれは美しいビードロがたっぷりとかかっております。
下の部分には両耳が付き、焦げあり、深い刻文が施され、
四隅は赤味が指して、伊賀焼の面目躍如ということで
しょうか。

古い元箱には、「伊賀?花入」朱印 横には「古伊賀
花生け」朱印が押されております。
外箱蓋裏には「伊賀耳付き 花入 鵬雲斎花押 が
書かれております。

私も拙いですが花を生けましても、花入れが私の花を
引き立ててくれます。

 

 

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