木瓜形七宝引手
2025 年 4 月 11 日 金曜日寸法 長径 10㎝ 短径 8㎝ 高さ 1㎝
時代 桃山時代~江戸初期
状態 経年使用による鍍金の剝落
桃山七宝には、引手の他、釘隠し、水滴、その他小
品が多いようにおもいます。
引手(特に襖の引手が一番)多いようにおもいますが、
七宝の引手になりますと、数少なくなるようです。
ここに挙げました、引手は、倹飩様式の引手に取り付けられた
もので、真ん中に摘みが付いております。
葵の葉を文様化したものでしょうか。その色は深々とした
濃い緑色を呈しております。
長年の使用による手擦れで。輪郭線の鍍金は摩耗して、金の
輝きを失っていますが。中側の鍍金の状態はまだ良好です。
濃い緑に金の輝き、さぞや、絢爛だったこととおもいます。
大事な物を入れる倹飩様式の箱に取り付けられたものと想像
します。
今でも立派に取り付けて、使用にたえます。
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