商品のご案内

信楽蹲る花入れ

2024 年 4 月 9 日 火曜日

寸法  高さ  10㎝×11.5㎝  胴径 11.5㎝  
    底径  9㎝

時代  桃山時代

状態  口辺に小ホツ有り

 

長石や石を噛んだ荒々しい肌は真っ赤に焼き上がり
信楽フアンを喜ばせます艶めかしい色合いです。

自然釉の掛る箇所の腰のへこみや、底脇の沈線は桃山時代
の美濃焼、伊賀、備前の水差しや花生けに共通する装飾
技法です。

二重口は厚く降りかかった自然釉で二重が一重口にみえます。

底は下駄高台でなく普通の板おこし高台です。

元は金具がついて掛花入れになっていたようですが、
中側で漆で止めておりますので、普通に花生けとして
使用しております。

愛らしい山野草を引き立たせてくれますと同時に
花がこの蹲る壺を引き立たせてくれます・。


ベランダに咲いた撫子と3色菫

 

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

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古唐津茶碗

2024 年 3 月 14 日 木曜日

    寸法  口径  11㎝×12㎝  高さ 7㎝

 時代  桃山時代
 
 状態  伝世品
     口辺に3か所金繕い有り
     片薄高台の薄い方を銀で補強してあります。

 

色合いはもう少し灰色がかっており、複雑な色合いです。

久々に伝世の古唐津茶碗で、状態が良く、然も赤味を帯た
琵琶色の茶碗に出会いました

まず第1に口辺の疵気が少なく気持よく茶を喫することが
出来る点にあります。

唐津焼で人気の色合いの琵琶色を呈し、その上に長年の
使用によって 鉄分が釉薬の表面に染み出て赤味を帯びて、
古唐津焼の良さを遺憾なく発揮しております。

見込みは、径の割に広く、茶溜まりがあります。
そこから立ち上がり少し上まで赤味を呈して、景色をなして
おります。

表に目を転じますと、茶渋も適度で、汚らしさを感じさせ
ません。
高台、土見せは真っ黒ですが、伝世の凄みを見せております。
片薄高台の削りは見事としか言いようありません。

古唐津好きだけれども、お茶は為さらない方でも
この一碗で毎日お茶を点てて、碗とお茶を楽しまれますのも
宜しいのではないでしょうか。

桃山期に生まれた唐津焼の茶碗が長年人から人へと受け継がれ、
愛され、使用されて、大事に育てられたこの茶碗には、
唐津焼の魂が宿っているようにかんじます。

 

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初期伊万里柳に雁文猪口

2024 年 3 月 7 日 木曜日

 

寸法  口径  7㎝×7.5㎝   

                  高さ 5.2㎝×5.5㎝
  
時代  江戸初期
  
状態  発掘伝世 甘焼け 小ホツ3か所金繕い

                 箱有り
  

 

柳文が延びやかに2方に書かれその間を雁が
飛来しています
高台は小さく高く、薄作り、淡い染付の素朴な
絵付け等初期伊万里の特徴を良く備えております。

口作りも端反りでとても飲みやすい盃です。

 

 

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須恵器朱塗皮袋瓶

2024 年 2 月 28 日 水曜日

 寸法  高さ 12.4㎝  底の幅 19㎝
     口径 6.5㎝

 時代  6~7世紀

 出土地 奈良県

 状態  口に欠損あり

 

数ある須恵器の中でも変わった造形ということで
昔から皮袋型の瓶は愛好家の垂涎の的の一つです。

この革袋は全体に丹が塗ってありますので、祭器か
特殊なものを入れる容器として作られたものとおもいます。
このように全体に丹を施してある革袋瓶は初めておめにかかります。
革袋の珍品ではないかとおもいます。

形も非常に簡潔で、底に皮の縫い目を施しただけですが、
肩の丸味がゆったり感と豊さを示しておるように
思います。

 

 

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須恵器脚付短頸壺

2024 年 2 月 13 日 火曜日

寸法   高さ 33.2㎝  口径 9.5㎝  台径 23.3㎝

時代   6世紀 (古墳時代)

状態   無疵
     自然釉の剝落

 

 

脚の部分の三角文の削りの鋭さ、波状文の緻密な描き方
その斬新な造形といい、なんとも超現代感覚の
須恵器脚つき短頸壺です。

自然釉が掛った火表はこの緻密な波状文を見ずらくして
いますのが残念です。

このような器形は近畿地方や関東地方に多いようです、

花入れにもなりますし。そのまま鑑賞にも耐えます
逸品です。

 

 

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美濃唐津筒盃

2024 年 2 月 5 日 月曜日

 寸法  口径 6.5㎝  高さ 8.5㎝  高台径 4㎝
 
 時代  桃山時代

 状態  無疵

 

美濃唐津とは、最初の登窯である久尻の元屋敷窯を築いた
加藤景延が唐津で覚えてきて作ったものとも、唐津から
同行した陶工が焼成したものとも言われています。
そのため、主に元屋敷で焼かれています。
元屋敷のものは生地が赤味を帯びているのが特徴といわれて
おります。

絵唐津筒盃として、買いましたものの、なんか唐津焼とは
違う感覚がありました。
桃山時代の美濃焼に詳しい方に観て頂きましたら、
土みせに赭土部を塗ってあるので、美濃唐津ですとのことです。
それは水漏れを防ぐための工程だそうです
美濃唐津の作品といえば、松文の花入れが有名ですが、
向付けも結構焼かれて、都では、唐津焼として売られていたのでは
ないでしょうか。
然し、余り類例を見ません。
そういう意味で、珍品といってもよいでしょう。

この箱書きは向付けを転用して、茶器に仕立てております。
今は、牙蓋もありませんので、酒器に見立てております。

長年酒器として使われてきたのでしょう。
肌は艶やかで、柔らかな光沢を帯びて,伝世の風合いです。

 

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高麗青磁交胎盃

2024 年 1 月 23 日 火曜日

寸法  口径 8,7㎝  高さ 4,5㎝  
    高台径 4.3㎝ 

時代  高麗時代(12世紀)

状態  無疵
    火裏がカセて少しぼんやりしております。

 

 

交胎とは二つの色の土を練り上げて作品にする
手法ですが、日本では、練り上げと称し、
中国、唐時代にはすでに、盃や俑の一部に使わ
れておりまして、端正な中にも華やかさのある
やきものです。
宗時代にも端正な交胎の作品がつくられます。
高麗時代は、青磁の胎土、白土、赭土の3種類を
用い、青磁釉を掛けて焼成しますので、青磁の
範疇にはいります。

12世紀全羅南道康津群大口面沙堂里を中心に制作
されたようで、窯跡から陶片が採取されておるよう
ですがきわめて数がすくないようです。
又小品に限られておるようです。

ほぼ同寸法の盃が韓国国立中央博物館に収蔵されて
おります。

お酒を入れますと、見込みの文様が浮かび出て、
お酒が楽しくいただけます。
文様と戯れておりますと、お酒が進んでしまいます。

 

お買い上げありがとうございます。

 

 

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李朝白磁坊主形水滴

2024 年 1 月 21 日 日曜日

 寸法  高さ 9㎝  胴径 8.5㎝  高台径 7㎝

 時代  18世紀 分院

 状態  水穴の釉薬剥け  高台に2か所欠けあり

 

李朝分院窯独特のほんに薄いブルーを見せます
美しい白磁です。

この形は好まれた形だったのでしょうか、
大、中、小とありますが、この中形が鑑賞には
一番楽しめるのではないでしょうか。

 

 

 

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美濃黄瀬戸六角盃

2023 年 12 月 15 日 金曜日

寸法  口径 5.8㎝   高さ 5.3㎝

時代  桃山時代

状態  無疵

 

 

桃山時代の黄瀬戸六角盃は愛蔵したい盃の一つで
はないでしょうか。

ここに挙げました盃はいわゆるぐい飲み手といわれます
釉薬が滑らかに焼き上がった手です。
少し緑がかっておりますのは、灰釉成分が、多かった
ものとおまわれます。

 

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古伊賀花入れ

2023 年 11 月 30 日 木曜日

寸法  高さ 37.5㎝  口径 8㎝×11.2㎝

時代  桃山時代

状態  無疵

 

この10月26日から世田谷区上野毛の五島美術館で
開催されております 「古伊賀 破格のやきもの」展
はすでに観に行かれた方も多いのではないでしょうか。
私も観に行きまして、まずその大胆な造形力に目が留
まります。
「破れ袋」は破格のやきものと思いますが、他の花入れ
水差しその他にあっても、例えば同じような造形でありな
がらも、ビードロ、焦げ、赤く焼けた肌、深く削った刻文
などで、一つ一つの作品が、それぞれ豊かな表情を示し、
まさに天与の作品ではないかと思わされます。

こにあげました伊賀花入れは、裾広がりの四方の上に
壺を乗せたような造形ですが、上の方は伊賀の白い土
の様子がわかる清浄な薄緑色を保ち、下との付け根は
それはそれは美しいビードロがたっぷりとかかっております。
下の部分には両耳が付き、焦げあり、深い刻文が施され、
四隅は赤味が指して、伊賀焼の面目躍如ということで
しょうか。

古い元箱には、「伊賀?花入」朱印 横には「古伊賀
花生け」朱印が押されております。
外箱蓋裏には「伊賀耳付き 花入 鵬雲斎花押 が
書かれております。

私も拙いですが花を生けましても、花入れが私の花を
引き立ててくれます。

 

 

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古伊万里白磁桔梗形向付(5客)

2023 年 9 月 6 日 水曜日

寸法  口径 10.5㎝  高さ 6.8㎝

時代  17世紀後半

状態  無疵(1客に1弁の上部に煙が入り
薄黒くなっております。)

 

何とも清楚な白桔梗形の向付けです。
料理を映えさせてくれる、白磁の美しさ
上から見ても、横から見ても見飽きぬ
造形の美しさ。
嬉しい逸品です。

戸栗美術館、渋谷区立松涛美術館等に
同手の作品が収蔵されております。

 

 

 

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李朝鶏龍山刷毛目平盃

2023 年 8 月 29 日 火曜日

寸法  口径 10・5㎝   高さ 4㎝

時代  15世紀~16世紀 (李朝時代)

状態  無疵

 

李朝の刷毛目盃の面白味は、なんと申しましても、刷毛目の勢い、
濃淡、流動性にあるのではないかと思います。

この盃は、箱書きにも「小茶埦」とありますように、お茶をなさる方が
茶箱に仕込もうと大事に愛用なさっておりましたので、少し口径が
広いですが、
口辺から5㎝ほど下がった箇所より、見込みにかけて、刷毛目を
施しておりますので、施されていない部分は鉄分の多い焦げ茶色を
呈しておりますので、視覚的には口径の広さを感じません。

刷毛目の白薬は、使い込まれてすでに、自然の風合いが出ており
ますが、愛飲するほどに景色が育っていく楽しみを味わうことが
出来るのも、刷毛目の喜びの一つと思います。

 

 

 

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酒器と花器展のお知らせ

2020 年 7 月 19 日 日曜日
皆様方
東京は一端落ちつきましたコロナもまたもや
感染者が増えて、経済との両立と言うことで。
混沌としております。私も、開催するべきか,中止あるいは延期と
いう事も。考慮いたしましたが、色々準備も
その間進んでおりましたので、決行することに
しました。現代の東京のコロナの様子では、上京したくても
上京出来ない方もいらっしゃいます事と思います。
そのような方で、酒器や花器にご興味のある方は、
どしどし電話、あるいはメールでお問い合わせ
くださいませ。
成るべく、ご相談に乗れます様致します。。

愈々21日(火)より始まります。
マスクだけは付けてお出かけ下さい。
お待ち申し上げます。

https://www.instagram.com/kottounomise_kai/

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和更紗人物文

2020 年 7 月 1 日 水曜日
寸法 裂 縦 28.5㎝ 横 40.5㎝
額 縦 43㎝  横 56㎝時代 江戸時代前期~中期

状態 良好

 

私は幸いにも1990年代に加賀前田家の白地笹蔓金更紗
を1巻扱う事が出来ました。それはそれは綺麗な状態で
最後の箇所は70㎝程真ん中を切って有りましたが、
それを綺麗につなぎ合わせて元の幅にして有る物でした。
長さは4mほどだったでしょうか
そのつなぎ合わせた箇所を裁って我が手にとの想いが
頭をかすめましたが、他の物と同じく裂も切り口はわか
りますので、欲の気持ちを納めました。、
この巻物金更紗は我が母校に納まりました

その後、この人物文和更紗の額が手に入りまして、
是は輸入品の白地笹蔓金更紗を和様化した物と確信しま
した。
この額は裂のコレクターにお買い上げ頂きました。
それが廻り廻って私の手元に又転がり込んで来ました。
なんと嬉しい事でしょう。

白地の木綿はざっくりし、唐草文は伸びやかに印刷為れ。
ております、
背の高い方はオランダ人かスペイン人、背の低い方は
中国人でしょうが、それぞれ写実に近い表現をしており
ます。

額のガラスが外せず、観にくい点お許し下さい。

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