興福寺千体仏

 寸法  高さ   全体       48㎝ 
         像高  37.8㎝

 時代  平安時代12世紀

 状態  天冠の頂部、鼻、両腕、両足
     補足
     顔、胸部 に漆箔の残存あり 
     着衣の彩色ほの見える。

 

あの栄華を極めた、藤原氏の氏寺として栄えた興福寺に
伝来しました。千体仏の1つです。
その当時の末法思想や多数作善等の背景の元、多数仏像が作られて
興福寺に奉納されたものとおもわれます。

室町時代、修繕したり、漆箔を施したりした仏像もあるようで、
これもその内の1體ではないでしょうか。
顔と胸前に漆箔の痕跡が、みられます。
着衣にはうぶな彩色が残存して、本来の柔らかさを伝えております。

丸顔の小さなお顔立ちは、くっきりした眉、目、鼻、口元で、
其の口元には笑みを讃え、なんとも言えない神々しさを醸しております。

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。

〒104-0031
東京都中央区京橋2-11-10
京清堂ビル2階
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

 

 

SONY DSC