李朝刷毛目蓋付茶入れ 銘「遠山」

 

寸法 全体の高さ 7.8㎝
    壺の高さ  5㎝
    壺の口径  5㎝
 
 時代 李朝時代 15C~16C

 状態 蓋の口に金繕い有り
    実の口辺に一部呼続あり

 2重箱入り

鈍翁お気に入りの道具の箱は銘木で仕立てられて
おります。

歌  けさ見れば 雲は函根をつつめども
うすき霞は春を 見せけり

雲外 花押

 

益田鈍翁は此の蓋付刷毛目小壺を茶入れに見立てて
自作の歌(雲外は益田孝の号)を添えて
銘「遠山」にして愛用なさっていらしたのには
大変愛着があったものとおもわれます。

鈍翁存命当時も刷毛目の蓋付小壺は珍器だったと
おもわれますが、李朝時代15C~16C の刷毛目作品は
茶碗、鉢、瓶、壺と沢山存在しておりますが、
茶入れになるような、然も蓋の付いている刷毛目は
私も45年この世界に携わっておりますが、今まで
観たことがありません。(私の認識不足でしたら
失礼申しあげます。もし 例が御座いましたらお教え
下さいます様お願いもうしあげます。)

 

 

 

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