気の呼吸法と健康

              三

 今回はわたくしの呼吸法の実践と、それによる心身の変貌をお知らせ
致します。
 昭和55年南青山のこの地に主人 鶴岡隆司と共に骨董の店 甲斐
を開店しましてより、悲喜交々ありましたが、理想の実現に向けて
互いに励ましあいながら、楽しく、順調にやって参りました。
平成8年10月、鶴岡の体調不良で診てもらいましたら、悪性リンパ腫
の診断を受けました。療養空しく9年1月死亡してしまいました。
最愛の夫であり、師と仰いで教えを乞い、恋人のように愛し、甘え、
同志のように励まし、手を取りあって生活して参りましたので、その
ショックは大きく。、まるで飛行機の片翼をもぎ取られて、飛べない
状態と同じ状態になってしまいました。
深い悲しみ、なんでもっと早く鶴岡の身体の異常に気が付かなかったの
かと、さいなみ、自分を苦しめる日々、これからの仕事や、生活に対す
る不安とで、精神は鬱々として止まず、人に会うことさえいやになって
しまいました。その間、自殺しようと何度思ったことでしょう。はっと
現実にふりかえるしまつでした。
このままでは、生きることもおぼつかない、店の存続すらも危ぶまれる
との思いに駆られ、氣の呼吸法を真剣にやってみようと決心しました。
すでに氣の健康学院に入学して、氣の呼吸法は学んでおり、その効果も
勉強しておりましたので、早速実践です。

最初は中々学んだようにはいかず、苦しさが増すばかりでしたが、学び
直し、工夫して次第に上達いたしました。
30分から1時間、時には2時間ぐらい座れるようになりましたら
わたくしの心身にも変化が出てまいりました。

1、手足の末端が暖かくなりました。
2、生きる意欲が沸々と湧いてくるようになりました。
3、くよくよしなくなりました。
4、物事を素直に受け止められるようになりました。
5、前向きの姿勢、考えになりました。
6、快便、快眠になりました。
7、皮膚が綺麗になりました。
8、感謝の思いがつよくなりました。
9、明るく、快活になりました。

1,6,7、は身体上の改善
2,3,4,5、8、9、は精神上の改善

何と何と自分でも驚くほどの効果が出てまいりました。
まさに、継続は力なりでございます。

             11月6日書いた分

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