気の呼吸法と健康

            六

前回までに、吐くことと、吸うことのワンサイクルを練習してみましたが、
出来るようになりましたでしょうか。

呼吸は生きていくのに欠かすことの出来ないものです。
正しい、深い呼吸か、あるいは正しくない、浅い呼吸かで、生きるうえで
雲泥の差が出てまいります。
正しい、深い呼吸は身体に好影響を与えます。
すなわち血液やリンパの流れを活発にして、免疫力も高めますので、病気に
なりにくく、その上瑞々しい皮膚に生き返らせます。
精神面にまでも多大な好影響を与えます。
すなわち、心は清められ、落ち着きを得、活力の源を作ってくれます。
反対に正しくない、浅く、弱い呼吸ですと
炭酸ガスの排除が不十分なため、身体上に悪影響をあたえます。
すなわち、内臓諸機関の不具合、皮膚疾患、病気になり易い。等々
精神上では、ノイローゼ、意欲の減退、飽くなき欲望、等などの悪影響を及
ぼします。
この様に見てきますと、私達は、呼吸をもっともっと真剣に考なくては
いけないことに氣付きます。
それには怠りない実践を必要とすることに思いいたります。
実践こそが道と言えましょう。
頭で理解するだけでなく、実践による体験知こそが役立ちます。

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