気の呼吸法と健康

            五

さあ今日も呼吸法の練習をなさいましょう。

前回は吐くことの練習をしましたが、少しは長く、静に吐くことが出来る
ようになりましたでしょうか。
前回の4、に続いて

5、御自分で吐けるまで吐いたら、口を開けたまま静に頭を45度ぐらい下
  げましょう。
  頭を下げますと、残っていた息が最後まで出ます。

次は吸うことの練習です。
1、吸う時は頭を下げたままの状態で、口を閉じて鼻から吸います。
2、1、の状態のまま、吐く時と反対に足先、脚、腰、胸、肩とイメージ
  しながら吸います。
3、肩まで吸えましたら、頭を静に元の位置に戻しますと、頭部にまで息
  が行き渡るように感じます。
4、吸い終わって元の状態に戻りましたら3,4秒 間をおきましょう。
  間をおくことにより、氣も自然に降りてきます。
5、落ち着きましたら、吐く時の3、を繰り返しましょう。

これが呼吸のワンサイクルです。

白隠禅師の座禅和賛の中にこのような言葉があります
第2節
 衆生近きを知らずして
 遠く求むるはかなさよ
 例えば水の中に居て
 渇を叫ぶが如くなり
 長者の家の子となりて
 貧里に迷うに異ならず

              11月28日に書いた分

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