酒器展 その7 古唐津盃6題
酒 器 展
25年7月11日(金)~7月21日(月)
11時~18時
骨董の店 甲斐 にて
1,斑唐津編み笠盃から時計廻りに
1、斑唐津編笠盃
寸法 口径 6㎝×4,9㎝ 高さ 4㎝
時代 桃山時代
状態 発掘伝世 蒔絵直し2か所あり
斑唐津盃で一番喜ばれる釉薬の発色ではないで
しょうか。
宇宙空間を漂いながら飲む酒は、旨味も壮大で
しょう。
2,無地唐津筒盃(茶入れ見立)
寸法 口径 4,5㎝ 高さ 5,5㎝
時代 江戸初期
状態 無疵
本来は袖香炉か茶入れと思いますが、寸法がまっ
こと酒器にぴったりの造形です。
釉薬の流れは奔放で魅力あり、唐津の釉薬の流れ
の面白味を良く出しているとおもいます。
丁度中ほどの括れに指がかかり、吞みやすい盃です。
3,絵唐津桃型馬上盃
寸法 口径 8㎝×7,3㎝ 高さ 6,5㎝
底径 4.5㎝
時代 桃山時代~江戸初期
状態 無疵 伝世品
この手の馬上盃の中では深さがあります。
見込みには火間があり、伝世の赤味がかった釉薬
の美しさが有りと、古唐津の見どころたっぷりで
す。
おちょぼ口の下の八文様が八の字髭の様で愛嬌が
あります。
別冊太陽「徳利と盃」の中に田中丸コレクション
の馬上盃が掲載されておりますのでご参照下さい。
4、斑唐津筒盃
この盃はすでに酒器展 その5 で掲載しており
ますので御面倒でもそちらをご覧下さい。
5,無地唐津筒盃
この盃も酒器展 其の2 で掲載しておりますの
で御面倒でもそちらをご覧ください。
6,皮鯨平盃
寸法 口径 10,2㎝ 高さ 3,2㎝
高台径 3,5㎝
時代 桃山時代
状態 伝世品 口辺に5カ所小ホツの共直し有
口径は広いですが、高さが有りますので平盃とし
て立派につ使えます。
外側の3段に大きく削られた轆轤目の中に引き締ま
る小さい高台は、外側も美しく見せております。
このように伝世の使い込まれた赤味が内外に見事
に出た、古唐津は数少ないように思われます。
この赤肌をみておりますと、呑む前から、この盃
に酔ってしまいそうです。
皮鯨盃を欲しい方にお勧めでございます。
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