2024 年 2 月 のアーカイブ

須恵器朱塗皮袋瓶

2024 年 2 月 28 日 水曜日

 寸法  高さ 12.4㎝  底の幅 19㎝
     口径 6.5㎝

 時代  6~7世紀

 出土地 奈良県

 状態  口に欠損あり

 

数ある須恵器の中でも変わった造形ということで
昔から皮袋型の瓶は愛好家の垂涎の的の一つです。

この革袋は全体に丹が塗ってありますので、祭器か
特殊なものを入れる容器として作られたものとおもいます。
このように全体に丹を施してある革袋瓶は初めておめにかかります。
革袋の珍品ではないかとおもいます。

形も非常に簡潔で、底に皮の縫い目を施しただけですが、
肩の丸味がゆったり感と豊さを示しておるように
思います。

 

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

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須恵器脚付短頸壺

2024 年 2 月 13 日 火曜日

寸法   高さ 33.2㎝  口径 9.5㎝  台径 23.3㎝

時代   6世紀 (古墳時代)

状態   無疵
     自然釉の剝落

 

 

脚の部分の三角文の削りの鋭さ、波状文の緻密な描き方
その斬新な造形といい、なんとも超現代感覚の
須恵器脚つき短頸壺です。

自然釉が掛った火表はこの緻密な波状文を見ずらくして
いますのが残念です。

このような器形は近畿地方や関東地方に多いようです、

花入れにもなりますし。そのまま鑑賞にも耐えます
逸品です。

 

 

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美濃唐津筒盃

2024 年 2 月 5 日 月曜日

 寸法  口径 6.5㎝  高さ 8.5㎝  高台径 4㎝
 
 時代  桃山時代

 状態  無疵

 

美濃唐津とは、最初の登窯である久尻の元屋敷窯を築いた
加藤景延が唐津で覚えてきて作ったものとも、唐津から
同行した陶工が焼成したものとも言われています。
そのため、主に元屋敷で焼かれています。
元屋敷のものは生地が赤味を帯びているのが特徴といわれて
おります。

絵唐津筒盃として、買いましたものの、なんか唐津焼とは
違う感覚がありました。
桃山時代の美濃焼に詳しい方に観て頂きましたら、
土みせに赭土部を塗ってあるので、美濃唐津ですとのことです。
それは水漏れを防ぐための工程だそうです
美濃唐津の作品といえば、松文の花入れが有名ですが、
向付けも結構焼かれて、都では、唐津焼として売られていたのでは
ないでしょうか。
然し、余り類例を見ません。
そういう意味で、珍品といってもよいでしょう。

この箱書きは向付けを転用して、茶器に仕立てております。
今は、牙蓋もありませんので、酒器に見立てております。

長年酒器として使われてきたのでしょう。
肌は艶やかで、柔らかな光沢を帯びて,伝世の風合いです。

 

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