無地唐津筒盃

2024 年 10 月 21 日

  寸法  口径 7.2㎝  高さ 5.1㎝

 時代  桃山時代 ~江戸初期

 状態  発掘伝世  繕い2か所  ニュー1本

 

 

口辺の端反りが広く、立ち上がりの腰部が柔らかな丸みを
帯び、すっくと立ちあがった姿はとても美しく、メリハリの
効いた姿の盃です。

土は肌理が細かく、良く焼けて、赤色を呈しております。

見込みに白く小さな降り物が見えますが、お酒を注ぎますと
それらは全く消えてなくなります。
口辺の降り物は使用により、色ずいてきたとおもいます。

箱行き、外風呂敷の布からしまして、酒器に対して見識ある方が
愛用していたと見受けられます。

此処近年の古唐津盃ブームはなんともすごいものがあります。
発掘品でもこれだけの力量を備えている盃は、意外と少ないように
おもいます。

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

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酒器展出品商品 ⑤

2024 年 9 月 11 日

 今回は数少ない、珍しい信楽盃と古丹波盃を
紹介させていただきます。

 信楽盃
   
   寸法  口径 6㎝×6.5㎝  高さ 4㎝

      時代  江戸時代
 
      状態  自然釉の剥けを金繕い

室町時代までの長石を多く含んだ逞しい土味と自然釉の
織りなす見事な壺類と違って、時代も下って、江戸期に
入るとこんなにおとなしい土味と人口\臭を感じさせる
姿に変容してきます。
信楽に茶碗と盃は数少ない製品ですが、江戸期に入り
遠州の指導宜しく、全体におとなしい造形になっていき
ますが、この盃もそのような流れの造形とおもいます。

しかし見込みの窯変した緑の自然釉はお酒を入れますと
とても美しく、おいしくお酒がいただけます。

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酒器展出品商品 ④

2024 年 8 月 31 日

高麗青磁盃 2題

 高麗青磁白黒象嵌菊花文輪花盃

  寸法  口径 8.5㎝  高さ 7㎝  台径  3,6㎝

  時代  高麗時代 12世紀

  状態  無疵
      箱有

高麗青磁と言えば、中国宋時代の青磁窯を参考として作られるも
本場中国の青磁より美しいといわれ、その名も翡色青磁と讃えられる
程で、当時から中国にも大変愛用されたようです。

この手の輪花盃には本来拓が付いて一つの造形になっておるものですが、
今は離れて盃だけです。
8花面にはそれぞれの面に菊花文が白黒象嵌されて翡色をより引き立てて
おります。

 高麗青磁蓮花陽刻文盃

  寸法  口径 7.8㎝   高さ 6㎝
 
  時代  高麗時代 12世紀~13世紀

  状態  ニュー1本を金繕い
      口辺2か所金繕い
      箱有

こちらの青磁は少し緑がかった色合いの盃です。
高台作りの様子から見ましてこれは盃として単体の作品です。
長いこと愛飲の用についていたのでしょう。
貫入の中まで汚れが入っておりますし、繕いはありますが、静かな佇まい
の中にも高貴さを持ち合わせております。

 

 

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酒器展の出品商品 ③

2024 年 8 月 27 日

明川窯黒釉角徳利

  寸法  高さ 17.8㎝ 胴径 7㎝

  時代  李朝時代  16世紀~17世紀

  状態  無疵

  容量  2合

        黒釉が良く溶けて、黒々とした艶やかな肌をして
おります。
処どころに斑状の美しい窯変が出て、お酌の手も
止まって、見入ってしまいます。

 

   初期伊万里青磁菱形盃
  
  寸法  口径 4.5㎝×5.5㎝  高さ 6.1㎝

  時代  江戸初期時代
 
  状態  無疵

三角形に草花文を型押しして繋ぎ合わせて菱形に
した盃ですが、繋ぎ目はしっかり土を足して、
補強しておりますが、その部分が青磁の色がやや薄く、
面白味を出しております。
手持ちも良く、大変飲み易く、優雅な盃です。

古瀬戸灰釉盃

  寸法  口径 6.5㎝  高さ 3.5㎝
 
  時代  室町時代末期

  状態  発掘伝世
      ニュー 2本  小ホツ金繕い2か所
      見込みの釉薬を削り取っている。

小さいけれども確りした造形で、1か所灰釉の
溜まりが色を添えております。
あまり飲めない方には、持ってこいの盃です。

手力盆(たじから)
  
  寸法  径 30.2㎝×36㎝  高さ 3.3㎝

  時代  室町時代初期

  状態  根来の朱漆はほぼ消失。
      下地の黒漆は、飴色に変色
      脚の畳付は漆が剥落
      縁に3か所のホツ

春日大社は20年ごとの式年御造替えに際し
その都度調度を新しく作り替え、それに伴い古い具は
神社関係者に下賜されるのが通例であり、すでに
嘉禎2年(1236年)にはこの記録がありますので、
この手力盆は相当早い時期に春日大社から出て、関係者
にこよなく愛なされ使い込まれてこのような美しい姿に
変身できたようにおもいます。

細い縁の立ち上がり、柔らかで繊細な入隅の縁造り。
このように薄作りの縁の立ち上がりの手力盆は今まで
出会ったことがありません。
盆の姿は、ゆったりとして、品を漂わせております。
よくよく乾いた良材を用いて造形したのでしょう。
その上に、黒漆を丁寧に塗った後に朱漆を塗ったので
しょう、無数の美しい断文がみられます。
裏の螺鈿の蝶鳥文も古いタイプにみられます。

 

 

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酒器展出品商品  ③

2024 年 8 月 22 日

李朝木製亀形足付小膳

  寸法  高さ 18.5㎝  径 23㎝
  時代  李朝時代(18世紀~19世紀)
  状態  無疵

李朝白磁盃
 
  寸法  口径 7㎝   高さ 4㎝
  時代  李朝時代(分院窯)  
  状態  無疵

 

李朝木製亀形足付小膳は可愛らしい大きさの膳です。
李朝の木工細工の粋を集めたような、造形です。

此の上に盃など載せて楽しむのも良し、酒を飲みながら
ながめても楽しいとおもいます。

 

 

 

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酒器展出品商品

2024 年 8 月 19 日

初期伊万里網文徳利
寸法  高さ
容量  1合2勺
時代  江戸初期
状態  無疵
伝世品

初期伊万里柳に雁文盃
寸法  口径 7㎝×7,5㎝  高さ 5.5㎝
時代  江戸初期
状態  発掘伝世 歪みあり 小ホツ金繕い3か所

初源伊万里草文盃
寸法  口径 6㎝  高さ 3.5㎝
時代  江戸初期
状態  ニュー1本
伝世品

初期伊万里3点並べてみました。
特に初源伊万里の盃は飲むのには小さいですが、鉄分が表面にまで
出て、まるで辰砂を施してあるのではないのかと紛う程、美しく
紅がでております。
高台は片薄高台で、唐津の職人さんの手の依るものとおもいます。

 

尚、酒器展のお知らせは 骨董の店 甲斐 のHPの お知らせ 項目
で8月16日に公開しておりますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

 

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酒器展のご案内

2024 年 8 月 16 日

 

李朝染付幾何学文角徳利

寸法  高さ10.5㎝  径 7㎝
時代  18世紀~10世紀
状態  無疵
容量  1合

李朝白磁桃形盃

寸法  口径 6.8㎝  高さ 4.2㎝
時代  李朝時代 分院窯
状態  無疵

 

酒 器 展
 9月21日(土)~9月28日(土)

皆様方には、いつも温かいご支援を賜りまして
心より厚く感謝申し上げます。
酒器の甲斐 が久しぶりに催行します 酒器展
でございます。
これから骨董品の酒器で楽しみたい方、今までに
沢山収集しているが目新しい酒器に出会いたい方
等にと思い 唐津、美濃、伊万里、丹波、信楽、
李朝、高麗、古染付、清朝赤絵等、観て美しく、
使って楽しく、中には懐にも優しい酒器を取り
揃えてみました。
どうぞお越しをお待ちもうしあげます。

 

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絵志野葡萄文大鉢

2024 年 7 月 9 日

   

     

 寸法  口径 28㎝  高さ 6.5㎝

   時代  桃山時代

 状態       口辺に直し有 

 

  

円形に轆轤引きした後、不整円形にした、絵志野の大鉢に良くあります
手と同じ手法です。
口辺は玉縁を内に抱えた形状で、見込みに葡萄唐草文を器面一杯に
ゆったりと描いております。

真ん中に描かれた葡萄の葉はその部分だけまるで鼠志野の様相です。

使用頻度が多かったと見えまして、長石釉の擦り切れております所も
見られます。又、4隅の釉薬の剥落を共直しされております。
この様に欠点が見られますが、なお今でもひきつけるだけの力強さと
魅力をたたえております。

此の絵志野の大鉢の優品はほとんどが、美術館や博物館に収蔵されて
おりますが、このような状態故に私の手にすることが出来たのでは
ないかと嬉しく思っております。

中々このように絵志野の大鉢に出会うことは少ないとおもいます。
挑戦為さってみてはいかがでしょう。

 

 

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宗白磁万年壺に初夏を生ける

2024 年 6 月 11 日

花  木賊 額紫陽花

花器 宗白磁万年壺

 

今は紫陽花の真っ盛りの候です。
やはり晴れた日より雨に映える花ですね。
多彩な色で、目を楽しませてくれます。
ベランダの木賊に合わせて生けてみました

御深井葉型向付け 5客

2024 年 6 月 8 日

寸法  長径 17㎝  短径 12㎝

                 高さ 4.5㎝

時代  江戸初期

状態  5客共無疵

 

 

御深井焼の定義は今なお はっきりしないところがあります様で
名古屋城内にあった、尾張徳川家の御用窯として、名古屋城の
御深井丸にその窯があったことから御深井焼と呼ばれるようになった
のと、美濃でも灰釉に長石を加えて焼く御深井焼が同時期作られて
いるようです。

此の向付けがどちらの産かは判りませんが、型打ち技法でその端麗な
造形と釉薬の美しさにすでに遠州のきれい錆の美の指導が入って
おりますように感じとれます。

見込みや、高台脇の灰釉の溜まりの緑が、とても映えます。

美味しいお刺身など盛ったらさぞかし旨味が増すことでしょう。

 

 

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李朝白磁盃(双盃)

2024 年 6 月 7 日

   寸法  口径 大  7㎝  小 7㎝

     高さ 大 4㎝  小 3㎝

 時代    李朝時代(18世紀~19世紀)
       分院窯

 状態    無疵

 

 

李朝分院窯の白磁は中国の官窯白磁とも、伊万里の白磁とも
違って、独特の優しい白磁の色合いです。
この優しい色合いが、日本人の李朝愛好家の心を捉えて離さない
のでしょうか、

口径は同じですが、高さが違うとこんなにも大きさが違って
見えるんですね。

夫婦盃とでもしましょうか。
ご夫妻ともにお酒を楽しむには、和合の盃として如何でしょうか

 

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信楽蹲る花入れ

2024 年 4 月 9 日

寸法  高さ  10㎝×11.5㎝  胴径 11.5㎝  
    底径  9㎝

時代  桃山時代

状態  口辺に小ホツ有り

 

長石や石を噛んだ荒々しい肌は真っ赤に焼き上がり
信楽フアンを喜ばせます艶めかしい色合いです。

自然釉の掛る箇所の腰のへこみや、底脇の沈線は桃山時代
の美濃焼、伊賀、備前の水差しや花生けに共通する装飾
技法です。

二重口は厚く降りかかった自然釉で二重が一重口にみえます。

底は下駄高台でなく普通の板おこし高台です。

元は金具がついて掛花入れになっていたようですが、
中側で漆で止めておりますので、普通に花生けとして
使用しております。

愛らしい山野草を引き立たせてくれますと同時に
花がこの蹲る壺を引き立たせてくれます・。


ベランダに咲いた撫子と3色菫

 

 

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古唐津茶碗

2024 年 3 月 14 日

    寸法  口径  11㎝×12㎝  高さ 7㎝

 時代  桃山時代
 
 状態  伝世品
     口辺に3か所金繕い有り
     片薄高台の薄い方を銀で補強してあります。

 

色合いはもう少し灰色がかっており、複雑な色合いです。

久々に伝世の古唐津茶碗で、状態が良く、然も赤味を帯た
琵琶色の茶碗に出会いました

まず第1に口辺の疵気が少なく気持よく茶を喫することが
出来る点にあります。

唐津焼で人気の色合いの琵琶色を呈し、その上に長年の
使用によって 鉄分が釉薬の表面に染み出て赤味を帯びて、
古唐津焼の良さを遺憾なく発揮しております。

見込みは、径の割に広く、茶溜まりがあります。
そこから立ち上がり少し上まで赤味を呈して、景色をなして
おります。

表に目を転じますと、茶渋も適度で、汚らしさを感じさせ
ません。
高台、土見せは真っ黒ですが、伝世の凄みを見せております。
片薄高台の削りは見事としか言いようありません。

古唐津好きだけれども、お茶は為さらない方でも
この一碗で毎日お茶を点てて、碗とお茶を楽しまれますのも
宜しいのではないでしょうか。

桃山期に生まれた唐津焼の茶碗が長年人から人へと受け継がれ、
愛され、使用されて、大事に育てられたこの茶碗には、
唐津焼の魂が宿っているようにかんじます。

 

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須恵器脚付短頸壺

2024 年 2 月 13 日

寸法   高さ 33.2㎝  口径 9.5㎝  台径 23.3㎝

時代   6世紀 (古墳時代)

状態   無疵
     自然釉の剝落

 

 

脚の部分の三角文の削りの鋭さ、波状文の緻密な描き方
その斬新な造形といい、なんとも超現代感覚の
須恵器脚つき短頸壺です。

自然釉が掛った火表はこの緻密な波状文を見ずらくして
いますのが残念です。

このような器形は近畿地方や関東地方に多いようです、

花入れにもなりますし。そのまま鑑賞にも耐えます
逸品です。

 

 

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須恵器高脚壺に花を生ける

2024 年 1 月 21 日

花    水仙 藪椿

花器   須恵器高脚壺(5世紀~6世紀)

高さ35㎝もあります須恵器高脚壺です。
余りにも現代的な造形に嬉しくて思わず
買ってしまいましたが、なんと素晴らしい
花器になるではないですか。
今回は、路傍の花を生けてみましたが、
前衛的な花生けに挑戦してみたいです。

どうぞお待ち下さい。

商品のご案内で詳しく取り上げさせて頂き
ます。

お正月休暇のご案内

2023 年 12 月 28 日

   お正月休暇のご案内

    令和5年12月30日
~令和6年1月8日まで

お正月休暇を取らせていただきます。

今年も1年、皆様方の温かなお気持ちに支えられまして
骨董の店 甲斐 も年末を迎えることが出来ました。
深く感謝申し上げますとともに、厚く御礼もうしあげます。

皆様方も良いお年をお迎えくださいませ。

3日以降ご用件のある方は 電話、メール、下さいましたら
対応申し上げますので、遠慮なく連絡くださいませ。

 

 

桃山陶への誘い 

2023 年 11 月 13 日

 

   桃山陶への誘い 

  会期  12月8日(金)~ 12月16日(土)

  時間  11時~18時

  会場  骨董の店 甲斐 にて

          御 挨 拶

 皆様 ご機嫌麗しくお過ごしのこととお慶び申しあげます。

 いつも温かいご支援を賜りまして有難う存じあ上げます。

この度は 「桃山陶への誘い」展 をご案内申し上げます。

普段、図録や展覧会等でしか観ることの出来ませんでした、絵志野山文大平鉢に出会いました

時は、その大胆な構図もさることながら、何の氣負いもなく屹立します山並みの美しさ、重厚

さに、殊の外の感銘を受けました。

しかもその逸品が私の掌中に収まるというではありませんか。奇跡と幸運に感謝するしかあり

ません。

それで、この絵志野山文大平鉢を核に、桃山陶だけで、展覧会を催行しようと大それた思いを

抱きました。

骨董の店 甲斐 の得意とします酒器類も取り揃えました。

点数は少ないですが、桃山陶の美濃、唐津、伊賀、上野、高取等の作品をご高覧下さいまして、

お買い上げ下さいますと何よりの喜びで御座います。

皆様お誘いあわせの上お出かけくださいませ。

お待ちもうしあげます。

令和5年11月 吉日

葛藤の店 甲斐  小野公子 拝

 

追々、HP上に出展作品の詳細をご案内申し上げます。

お気軽に価格等お尋ねくださいませ。

 

古伊万里白磁桔梗形向付(5客)

2023 年 9 月 6 日

寸法  口径 10.5㎝  高さ 6.8㎝

時代  17世紀後半

状態  無疵(1客に1弁の上部に煙が入り
薄黒くなっております。)

 

何とも清楚な白桔梗形の向付けです。
料理を映えさせてくれる、白磁の美しさ
上から見ても、横から見ても見飽きぬ
造形の美しさ。
嬉しい逸品です。

戸栗美術館、渋谷区立松涛美術館等に
同手の作品が収蔵されております。

 

お買い上げ有難う御座います。

 

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李朝鶏龍山刷毛目平盃

2023 年 8 月 29 日

寸法  口径 10・5㎝   高さ 4㎝

時代  15世紀~16世紀 (李朝時代)

状態  無疵

 

李朝の刷毛目盃の面白味は、なんと申しましても、刷毛目の勢い、
濃淡、流動性にあるのではないかと思います。

この盃は、箱書きにも「小茶埦」とありますように、お茶をなさる方が
茶箱に仕込もうと大事に愛用なさっておりましたので、少し口径が
広いですが、
口辺から5㎝ほど下がった箇所より、見込みにかけて、刷毛目を
施しておりますので、施されていない部分は鉄分の多い焦げ茶色を
呈しておりますので、視覚的には口径の広さを感じません。

刷毛目の白薬は、使い込まれてすでに、自然の風合いが出ており
ますが、愛飲するほどに景色が育っていく楽しみを味わうことが
出来るのも、刷毛目の喜びの一つと思います。

 

 

 

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夏季休暇のおしらせ

2023 年 8 月 3 日

酒器   絵唐津筒盃 桃山~江戸初期

肴    蒲鉾刺身、キュウリの漬物 枝豆

     夏季休暇のおしらせ

令和5年(2023年)8月11日山の日~8月17日

夏季休暇とさせていただきます。

今年は殊の外酷暑が続いております。

どうぞ、熱中症にお気をつけて、皆様方も楽しい休暇をお過ごし

下さいます様お祈りもうしあげます。

信楽蹲壺に河原撫子を生ける

2023 年 7 月 22 日

花   河原撫子  数珠珊瑚

花器   信楽蹲る壺

 

信楽蹲壺は、造形、桧垣文等から時代は下りますが、
河原撫子のような清楚な花を引き立ててくれます。

河原撫子はとても可憐な花を咲かせますが、丈夫で、
割と長い期間次から次へと花を咲かせて、目と心を楽し
ませてくれます。

 

酒の肴

2023 年 7 月 18 日

 

 

酒器

徳利  李朝初期三島徳利

盃    桃山時代 皮鯨盃 銘「口紅千代子」

 


絵唐津陶片  茄子の煮びたし
栗形皿(浅野 陽作)シシャモポン酢醬油漬け、人参のグラッセ
染付輪花鉢  蒲鉾の刺身、 オクラ

 

皆様
お暑うございます。
この様に暑さ厳しいときは、肴も簡単でよく冷やして頂くのが、
一番うれしい肴です。

 

作り方
茄子の煮びたし
茄子は、丸のままチンして、四つ切りにし、醬油、砂糖、酢、
胡麻油の合わせ汁に付けゴマを振る。

シシャモのポン酢漬け
焼いたシシャモにポン酢をかけて混ぜる。味をなじませる。

人参グラッセ
人参の皮をむき、一口大に切って、少量のオリーブオイルで炒め、
塩、コショウしたら、ひたひたの水を注ぎ中火にして水がなくな るまで、そのまま煮詰める。柔らかなグラッセができます。

蒲鉾の刺身
小田原の有名な蒲鉾会社 籠清の さしみ 蒲鉾
おろしポン酢が付いておりますが、何もつけなくてもおいし く、みずみずしくいただけます。

オクラ
オクラをひと煮立ちして、塩昆布を水に入れ、その中にオクラを入れて、味をなじませる。

龍泉窯青磁に蓮の花を生ける

2023 年 7 月 12 日

花    蓮

花器  龍泉窯青磁桔梗形花入れ

暑中お見舞い申し上げます。

明日から東京の一部ではお盆に入りますが、
多くの方々は8月のお盆がほとんどですので、
この暑さの最中も仕事に精を出さなければなりません。

お盆休暇を楽しみにご自愛方々お励み下さいます様
お祈り申し上げます。

 

骨董の店 甲斐のQRコードです

宜しくお願いもうしあげます。

 

新羅須恵器角杯に山法師を生ける

2023 年 6 月 11 日

 

花  山法師

花器  新羅須恵器角杯

 

 

狛江の駅前ロータリーには10本ほどの山法師の気が植えられております。
盛んに咲いております木では、一木真っ白なほどたくさんの花を咲かせております。
余り沢山咲き過ぎも興ざめなものですが、一輪一輪の花は可憐で美しい花です。

角杯は本来は、犀や水牛の角を切断して酒のような飲料水を入れて飲んだ容器
です。
新羅時代では須恵器で模して、作られております。

首から3㎝位下から、削って先端の細い曲線を出しておりますのでその削り目が命とでも
申せるような美しい削り目を出しております。
単独では立ちませんのでかけ花金具を打つか、このように紐を首に回して、掛けられるようにして
たのしみます。

須恵器では革袋と同等に角杯も人気がたかいです。

東京アートアンティーク日本橋京橋アートまつり

2023 年 4 月 13 日

皆さま

今日は

新緑まぶしい季節になりました。

皆様方  新年度を迎えられ、心も新たにお過ごしのことと

嬉しく存じあげます

さて、今年も

東京アート アンティーク

日本橋・京橋美術アートまつり

が4月27日(木)~29日(土)まで開催されます。

 

骨董の店 甲斐 は特別名打っての催事はございませんが、

皆様方お好きな分野の酒器を中心にその周りの楽しみの分野

盆,肴の器、花器その他使って楽しめます商品を取り揃えました。

 

お祭り期間中は普段入り難い老舗も開放的で、素晴らしい展覧会を

開催しておりますので、名品、優品を一杯々ご覧くださいますよう

お勧め申し上げます。

 

骨董の店 甲斐 へのお立ち寄りもお忘れなく

 

どうぞ、お待ち申し上げます。

 

令和5年4月 吉日

 

骨董の店 甲斐  小野公子

 

 

紫蘭を生ける

2023 年 4 月 11 日

 

花   紫蘭  白花紫蘭

花器  鉄釉唐花刻文香炉(鎌倉時代)

花台  根来隅切り盆(室町時代)

 

すっくとした姿に楚々とした花をつけます紫蘭は私の好きな
花の一つです。
今年は植木鉢の白花紫蘭がだいぶ増えまして、朝の水遣りも
殊の外楽しいです。

本来は香炉生まれで、素晴らしい火屋もついております
鎌倉時代の香炉に、思い切って生けてみました。

花台も色の調和から、根来隅切り盆にしてみました。

なんか花も格式が上がったように見えますが、
皆様にはどのように映られましたでしょうか。

山芍薬を生ける

2023 年 4 月 8 日

 

花   山芍薬
花器  曲げ物弁当箱

 

山芍薬がやっと咲きました。
蕾から、花開いたときは、なんとも言えない
嬉しさが心に満ちてきました。

切ってしまうのが惜しくて、小さい鉢に植えかえて
それを曲げ物弁当箱の中に生けてみました。

ほんに、清楚で儚げな美しさは、多くの人々を魅了して
やまないのが理解できます。

卜半椿を生ける

2023 年 4 月 4 日

 

花   卜伴椿

花器   李朝染付面取り蓋つき壺

 

店のベランダの卜伴椿が満開です。
久しぶりに出会いました李朝染付面取り壺に生けてみました。
椿の赤が壺の白さを引き立て、壺の白さが椿の赤を引き立て。
なかなか見ごたえあるようにみえます。

桜満開

2023 年 3 月 23 日

  2分咲きの桜を昨日籠に生けましたが、早や満開に
なり、店の中を明るく、華やかにしてくれております。
皆さん お花見がてらお酒でも楽しみにいらっしゃい
ませんか。
お待ち申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青磁花入れに椿を生ける

2022 年 11 月 26 日

花    参平椿

花器   龍泉窯青磁花入れ

 

天龍寺青磁の柔らかな青磁の色が花を引き立ててくれます。

この形は殷周銅器のコ(角へんに瓜という字)を模倣
作品ですがコという字には「さかずき」という意味も
あるようです