酒器展 其の2
2025 年 6 月 21 日酒 器 展
2025年7月11日(金)~7月21日(月)
11;00~18;00
骨董の店 甲斐 にて
朝鮮唐津徳利
寸法 高さ 16.6㎝ 胴径 10㎝
時代 桃山時代~江戸初期
状態 胴部に窯割れ有りますが、補修されて水漏れ
はありません。(2枚目の写真)
伊賀の水差し「破れ袋」の如し(少しオーバー)
容量 1合8勺
鉄釉はあくまで黒く、口辺の斑釉が映えます。
一人酒にも程良い大きさとおもいます。
2025年7月11日(金)~7月21日(月)
11;00~18;00
骨董の店 甲斐 にて
寸法 高さ 16.6㎝ 胴径 10㎝
時代 桃山時代~江戸初期
状態 胴部に窯割れ有りますが、補修されて水漏れ
はありません。(2枚目の写真)
伊賀の水差し「破れ袋」の如し(少しオーバー)
容量 1合8勺
鉄釉はあくまで黒く、口辺の斑釉が映えます。
一人酒にも程良い大きさとおもいます。
色絵古九谷菊花形花鳥文水注
寸法 長径 12,3㎝ 胴径 9.2㎝ 高さ 12㎝
時代 1650年代
状態 無疵 珍品 うぶ箱
容量 8勺
斑唐津編笠盃
口径 7.6㎝×4,4㎝ 高さ 4㎝
時代 桃山時代 帆柱窯か皿屋窯
状態 青海波蒔絵直し2か所
見込みきれいな斑文様
編み笠状
江戸型吹きガラス10角蓋付碗
寸法 身 口径 12,5㎝ 高さ 8,2㎝
蓋 口径 11,3㎝ 高さ 3,8㎝
時代 江戸時代
状態 蓋に1か所ほんに小さなホツ有り
ガラス丸盆
寸法 径35,2㎝ 高さ 3㎝
時代 大正~昭和
時代 李朝時代 15C~16C
状態 口辺約半分蒔絵(青海波文)で直し。
胴部の釉薬の剥けを処どころ塞いでおります。
容量 約2合
この文様を人参葉文と申しまして、絵刷毛目の徳利の文様と
しましては、典型的な文様です。
勢い漲った雄渾な筆致です。
① 口に直しはありますが、頸の飛んでないのがうれしいです。
(結構、頸の継いである徳利はあります。)
② そして、高さが14.5㎝と得がたい寸法です
③ 胴のふくらみがこの徳利の美しさを醸しております。
価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp
口作り、頸、文様の一部の研磨はそれはそれは釉薬を
施したかのように光沢があり、滑らかな肌です。
小さな研磨された高台も魅力ある造形です。
此の美しい造形の中に、縄文人が自然とともに有った
様子が伺えますのは、現代人が、心の渇望を求めて,
縄文土器を求めてヤマナイ心理が理解できるように
おもいます。
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桃山七宝には、引手の他、釘隠し、水滴、その他小
品が多いようにおもいます。
引手(特に襖の引手が一番)多いようにおもいますが、
七宝の引手になりますと、数少なくなるようです。
ここに挙げました、引手は、倹飩様式の引手に取り付けられた
もので、真ん中に摘みが付いております。
葵の葉を文様化したものでしょうか。その色は深々とした
濃い緑色を呈しております。
長年の使用による手擦れで。輪郭線の鍍金は摩耗して、金の
輝きを失っていますが。中側の鍍金の状態はまだ良好です。
濃い緑に金の輝き、さぞや、絢爛だったこととおもいます。
大事な物を入れる倹飩様式の箱に取り付けられたものと想像
します。
今でも立派に取り付けて、使用にたえます。
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大変大きな拓本です。
ほぼ原寸大で石仏を拓本にしておりますのは、大変な
技術が要ったと想像します。
嬉しいことにその置かれています石仏の場所と拓本を
取った日付けが書かれていますことです。
頭塔は奈良博からでも歩いて行けるほどの所にある、
奈良時代の石仏群です。
奈良時代、藤原広嗣のたたりで死んだ僧玄昉の頭を
埋めたとの伝説のため、頭塔と呼ばれていますが、
正しくは、東大寺の僧実忠が国家安泰を祈って築いた
土塔の跡といわれています。 方形の封土を3段に築き、
その4面に石仏を配列したもので、現在浮き彫りの
石仏が13個あり、奈良時代の数少ない石仏群として有名
です。
私がこの拓本を求めた時(24,5年前でしょうか)、
頭塔に行き、この拓本の石仏にあった時の感激は今でも
忘れられません。
今の様に整備される前でしたので、訪れる人も稀で、
自然の状態でしたので、石仏一つ一つが生きて、輝いて
おりました。四方の石仏群を見飽きることもなく、
日がな一日を過ごしたものです。
今の様に整備して、コンクリートで固めてしまったら、
奈良朝のあの優しい笑みの仏様もがんじがらめの表情に
なってしまっておりますのは誠に残念です。
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時代 桃山時代~江戸初期
寸法 絵の部分 縦 33.4㎝ 横 27.4㎝
全体 縦 122㎝ 横 43㎝
期間 4月18日(金)~4月26日(土)
時間 11;00~18;00
場所 甲斐にて
ご 挨 拶
皆様方にはいつも温かいご支援を賜りまして、深く感謝申し上げます。
骨董の店 甲斐は今年45周年を迎えます。
長い道のりのようですが、瞬く間の様にも思います。
美しさの上に、品格ある骨董品を探し求めて、歩んでまいりましたが
これらに御賛同下さり、お買い上げ下さいました多くのお客様に出遭え
ましたことは望外な幸せと同時に大いなる喜悦と誇りをもたらして頂き
ました。
誠に有難うございます。
此処にかつてお客様方にお納めしました、作品のいくつかを
45周年記念を開催するに際し展示して販売申し上げます。
どうぞご笑覧の上、掌中の珠として頂けましたら幸いげ
ございます。
お待ち申し上ます。
骨董の店 甲斐 小野公子
紫檀か鉄刀木(たがやさん)のような固い木に実に丹念な彫り込みの
水盂です。
仏手柑を抱えるように、仏手柑の木の葉、つぼみ、花を
彫り込んで底を作りだして安定感のある形にしております。
柑橘類独特の柚子肌の表現を全面に彫込み、その緻密な
仕事には、只々驚くばかりでございます。
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時代 18世紀
状態 無疵
会席料理用の華やかな赤玉瓔珞文蓋碗です。
お出しの良く効いた、彩りよい煮物の蓋を
開けたら、その彩りは目をたのしませ、
その香りは鼻をくすぐり、舌はその味わいを
堪能して、なんとも至福の時をすごせます。
お正月の祝い膳に場を華やかにしつらえて
くれますこの器を取り入れてみては如何でしょう。
価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
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雪輪文は五穀豊穣の吉祥文として、古くから愛され、色々な分野に
取り入れられておりす文様ですが、焼き物の口辺がこのような造形に
なっておりますのは大変珍しいのではないでしょうか。
柿右衛門独特の白磁の色はあくまで濁手で白く、繊細な造形です。
しかも優しくて、華やかさがあります。
このわたなど入れて頂いたら、器もこのわたも引き立ち最高でしょうね。
盃にちょうど良い寸法ですので、鍋でも囲みながら、友と、おいしい冷酒
でも飲みながら年の瀬の語らいなどにもお楽しみいただけるとおもいます。
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花 数珠珊瑚
花器 無地唐津壺(桃山時代)
今年も早いもので、師走に入り、皆様方何かと
お忙しいことと拝察もうしあげます。
さてサーバーの故障につき、2か月程
骨董の店 甲斐 のHPを休ませて頂きましたが、やっと
普及なりましたので、ここにお知らせ申しあげます。
故障中には、私の身体の調子が悪いのではないかと心配して電話下ます方や。
楽しみにしていたHPが観れなくて、寂しい思いをしているといった方々から
連絡がありまして、甲斐に対する皆様方の想いを垣間見ることが出来ました
こと誠に嬉しく、感謝申しあげます。
これらの皆様のお心に添えます様、益々精進しまして、色々ご案内
出来ます様務めてまいります。
皆様の益々の応援も宜しくお願いもうしあげます。
寒さも厳しくなってまいりました。
どうぞご自愛の上お過ごしくださいます様お祈りもうしあげます。
令和6年12月2日
寸法 長径 17㎝ 短径 12㎝
高さ 4.5㎝
時代 江戸初期
状態 5客共無疵
御深井焼の定義は今なお はっきりしないところがあります様で
名古屋城内にあった、尾張徳川家の御用窯として、名古屋城の
御深井丸にその窯があったことから御深井焼と呼ばれるようになった
のと、美濃でも灰釉に長石を加えて焼く御深井焼が同時期作られて
いるようです。
此の向付けがどちらの産かは判りませんが、型打ち技法でその端麗な
造形と釉薬の美しさにすでに遠州のきれい錆の美の指導が入って
おりますように感じとれます。
見込みや、高台脇の灰釉の溜まりの緑が、とても映えます。
美味しいお刺身など盛ったらさぞかし旨味が増すことでしょう。
価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
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お正月休暇を取らせていただきます。
今年も1年、皆様方の温かなお気持ちに支えられまして
骨董の店 甲斐 も年末を迎えることが出来ました。
深く感謝申し上げますとともに、厚く御礼もうしあげます。
皆様方も良いお年をお迎えくださいませ。
3日以降ご用件のある方は 電話、メール、下さいましたら
対応申し上げますので、遠慮なく連絡くださいませ。
この度は 「桃山陶への誘い」展 をご案内申し上げます。
普段、図録や展覧会等でしか観ることの出来ませんでした、絵志野山文大平鉢に出会いました
時は、その大胆な構図もさることながら、何の氣負いもなく屹立します山並みの美しさ、重厚
さに、殊の外の感銘を受けました。
しかもその逸品が私の掌中に収まるというではありませんか。奇跡と幸運に感謝するしかあり
ません。
それで、この絵志野山文大平鉢を核に、桃山陶だけで、展覧会を催行しようと大それた思いを
抱きました。
骨董の店 甲斐 の得意とします酒器類も取り揃えました。
点数は少ないですが、桃山陶の美濃、唐津、伊賀、上野、高取等の作品をご高覧下さいまして、
お買い上げ下さいますと何よりの喜びで御座います。
皆様お誘いあわせの上お出かけくださいませ。
お待ちもうしあげます。
令和5年11月 吉日
葛藤の店 甲斐 小野公子 拝
追々、HP上に出展作品の詳細をご案内申し上げます。
お気軽に価格等お尋ねくださいませ。
李朝の刷毛目盃の面白味は、なんと申しましても、刷毛目の勢い、
濃淡、流動性にあるのではないかと思います。
この盃は、箱書きにも「小茶埦」とありますように、お茶をなさる方が
茶箱に仕込もうと大事に愛用なさっておりましたので、少し口径が
広いですが、
口辺から5㎝ほど下がった箇所より、見込みにかけて、刷毛目を
施しておりますので、施されていない部分は鉄分の多い焦げ茶色を
呈しておりますので、視覚的には口径の広さを感じません。
刷毛目の白薬は、使い込まれてすでに、自然の風合いが出ており
ますが、愛飲するほどに景色が育っていく楽しみを味わうことが
出来るのも、刷毛目の喜びの一つと思います。
価格等のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
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酒器
徳利 李朝初期三島徳利
盃 桃山時代 皮鯨盃 銘「口紅千代子」
肴
絵唐津陶片 茄子の煮びたし
栗形皿(浅野 陽作)シシャモポン酢醬油漬け、人参のグラッセ
染付輪花鉢 蒲鉾の刺身、 オクラ
皆様
お暑うございます。
この様に暑さ厳しいときは、肴も簡単でよく冷やして頂くのが、
一番うれしい肴です。
作り方
茄子の煮びたし
茄子は、丸のままチンして、四つ切りにし、醬油、砂糖、酢、
胡麻油の合わせ汁に付けゴマを振る。
シシャモのポン酢漬け
焼いたシシャモにポン酢をかけて混ぜる。味をなじませる。
人参グラッセ
人参の皮をむき、一口大に切って、少量のオリーブオイルで炒め、
塩、コショウしたら、ひたひたの水を注ぎ中火にして水がなくな るまで、そのまま煮詰める。柔らかなグラッセができます。
蒲鉾の刺身
小田原の有名な蒲鉾会社 籠清の さしみ 蒲鉾
おろしポン酢が付いておりますが、何もつけなくてもおいし く、みずみずしくいただけます。
オクラ
オクラをひと煮立ちして、塩昆布を水に入れ、その中にオクラを入れて、味をなじませる。
花 山法師
花器 新羅須恵器角杯
狛江の駅前ロータリーには10本ほどの山法師の気が植えられております。
盛んに咲いております木では、一木真っ白なほどたくさんの花を咲かせております。
余り沢山咲き過ぎも興ざめなものですが、一輪一輪の花は可憐で美しい花です。
角杯は本来は、犀や水牛の角を切断して酒のような飲料水を入れて飲んだ容器
です。
新羅時代では須恵器で模して、作られております。
首から3㎝位下から、削って先端の細い曲線を出しておりますのでその削り目が命とでも
申せるような美しい削り目を出しております。
単独では立ちませんのでかけ花金具を打つか、このように紐を首に回して、掛けられるようにして
たのしみます。
須恵器では革袋と同等に角杯も人気がたかいです。
皆さま
今日は
新緑まぶしい季節になりました。
皆様方 新年度を迎えられ、心も新たにお過ごしのことと
嬉しく存じあげます
さて、今年も
東京アート アンティーク
日本橋・京橋美術アートまつり
が4月27日(木)~29日(土)まで開催されます。
骨董の店 甲斐 は特別名打っての催事はございませんが、
皆様方お好きな分野の酒器を中心にその周りの楽しみの分野
盆,肴の器、花器その他使って楽しめます商品を取り揃えました。
お祭り期間中は普段入り難い老舗も開放的で、素晴らしい展覧会を
開催しておりますので、名品、優品を一杯々ご覧くださいますよう
お勧め申し上げます。
骨董の店 甲斐 へのお立ち寄りもお忘れなく
どうぞ、お待ち申し上げます。
令和5年4月 吉日
骨董の店 甲斐 小野公子