古伊万里白磁桔梗形向付(5客)

2023 年 9 月 6 日

寸法  口径 10.5㎝  高さ 6.8㎝

時代  17世紀後半

状態  無疵(1客に1弁の上部に煙が入り
薄黒くなっております。)

 

何とも清楚な白桔梗形の向付けです。
料理を映えさせてくれる、白磁の美しさ
上から見ても、横から見ても見飽きぬ
造形の美しさ。
嬉しい逸品です。

戸栗美術館、渋谷区立松涛美術館等に
同手の作品が収蔵されております。

 

 

 

価格等のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
Kimiko@kottounomise-kai.JP

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李朝鶏龍山刷毛目平盃

2023 年 8 月 29 日

寸法  口径 10・5㎝   高さ 4㎝

時代  15世紀~16世紀 (李朝時代)

状態  無疵

 

李朝の刷毛目盃の面白味は、なんと申しましても、刷毛目の勢い、
濃淡、流動性にあるのではないかと思います。

この盃は、箱書きにも「小茶埦」とありますように、お茶をなさる方が
茶箱に仕込もうと大事に愛用なさっておりましたので、少し口径が
広いですが、
口辺から5㎝ほど下がった箇所より、見込みにかけて、刷毛目を
施しておりますので、施されていない部分は鉄分の多い焦げ茶色を
呈しておりますので、視覚的には口径の広さを感じません。

刷毛目の白薬は、使い込まれてすでに、自然の風合いが出ており
ますが、愛飲するほどに景色が育っていく楽しみを味わうことが
出来るのも、刷毛目の喜びの一つと思います。

 

 

 

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夏季休暇のおしらせ

2023 年 8 月 3 日

酒器   絵唐津筒盃 桃山~江戸初期

肴    蒲鉾刺身、キュウリの漬物 枝豆

     夏季休暇のおしらせ

令和5年(2023年)8月11日山の日~8月17日

夏季休暇とさせていただきます。

今年は殊の外酷暑が続いております。

どうぞ、熱中症にお気をつけて、皆様方も楽しい休暇をお過ごし

下さいます様お祈りもうしあげます。

信楽蹲壺に河原撫子を生ける

2023 年 7 月 22 日

花   河原撫子  数珠珊瑚

花器   信楽蹲る壺

 

信楽蹲壺は、造形、桧垣文等から時代は下りますが、
河原撫子のような清楚な花を引き立ててくれます。

河原撫子はとても可憐な花を咲かせますが、丈夫で、
割と長い期間次から次へと花を咲かせて、目と心を楽し
ませてくれます。

 

酒の肴

2023 年 7 月 18 日

 

 

酒器

徳利  李朝初期三島徳利

盃    桃山時代 皮鯨盃 銘「口紅千代子」

 


絵唐津陶片  茄子の煮びたし
栗形皿(浅野 陽作)シシャモポン酢醬油漬け、人参のグラッセ
染付輪花鉢  蒲鉾の刺身、 オクラ

 

皆様
お暑うございます。
この様に暑さ厳しいときは、肴も簡単でよく冷やして頂くのが、
一番うれしい肴です。

 

作り方
茄子の煮びたし
茄子は、丸のままチンして、四つ切りにし、醬油、砂糖、酢、
胡麻油の合わせ汁に付けゴマを振る。

シシャモのポン酢漬け
焼いたシシャモにポン酢をかけて混ぜる。味をなじませる。

人参グラッセ
人参の皮をむき、一口大に切って、少量のオリーブオイルで炒め、
塩、コショウしたら、ひたひたの水を注ぎ中火にして水がなくな るまで、そのまま煮詰める。柔らかなグラッセができます。

蒲鉾の刺身
小田原の有名な蒲鉾会社 籠清の さしみ 蒲鉾
おろしポン酢が付いておりますが、何もつけなくてもおいし く、みずみずしくいただけます。

オクラ
オクラをひと煮立ちして、塩昆布を水に入れ、その中にオクラを入れて、味をなじませる。

龍泉窯青磁に蓮の花を生ける

2023 年 7 月 12 日

花    蓮

花器  龍泉窯青磁桔梗形花入れ

暑中お見舞い申し上げます。

明日から東京の一部ではお盆に入りますが、
多くの方々は8月のお盆がほとんどですので、
この暑さの最中も仕事に精を出さなければなりません。

お盆休暇を楽しみにご自愛方々お励み下さいます様
お祈り申し上げます。

 

骨董の店 甲斐のQRコードです

宜しくお願いもうしあげます。

 

新羅須恵器角杯に山法師を生ける

2023 年 6 月 11 日

 

花  山法師

花器  新羅須恵器角杯

 

 

狛江の駅前ロータリーには10本ほどの山法師の気が植えられております。
盛んに咲いております木では、一木真っ白なほどたくさんの花を咲かせております。
余り沢山咲き過ぎも興ざめなものですが、一輪一輪の花は可憐で美しい花です。

角杯は本来は、犀や水牛の角を切断して酒のような飲料水を入れて飲んだ容器
です。
新羅時代では須恵器で模して、作られております。

首から3㎝位下から、削って先端の細い曲線を出しておりますのでその削り目が命とでも
申せるような美しい削り目を出しております。
単独では立ちませんのでかけ花金具を打つか、このように紐を首に回して、掛けられるようにして
たのしみます。

須恵器では革袋と同等に角杯も人気がたかいです。

東京アートアンティーク日本橋京橋アートまつり

2023 年 4 月 13 日

皆さま

今日は

新緑まぶしい季節になりました。

皆様方  新年度を迎えられ、心も新たにお過ごしのことと

嬉しく存じあげます

さて、今年も

東京アート アンティーク

日本橋・京橋美術アートまつり

が4月27日(木)~29日(土)まで開催されます。

 

骨董の店 甲斐 は特別名打っての催事はございませんが、

皆様方お好きな分野の酒器を中心にその周りの楽しみの分野

盆,肴の器、花器その他使って楽しめます商品を取り揃えました。

 

お祭り期間中は普段入り難い老舗も開放的で、素晴らしい展覧会を

開催しておりますので、名品、優品を一杯々ご覧くださいますよう

お勧め申し上げます。

 

骨董の店 甲斐 へのお立ち寄りもお忘れなく

 

どうぞ、お待ち申し上げます。

 

令和5年4月 吉日

 

骨董の店 甲斐  小野公子

 

 

李朝染付面取り蓋付壺

2023 年 4 月 13 日

寸法  口径 9㎝」  高さ 14.2㎝  胴径 14.5㎝

時代   18世紀~19世紀

状態  身 ニュー1本
蓋 受け口にかけあり ニュー有り
箱あり

 

 

淡い染付で2方の方に草花文がえがかれておりますが、
李朝の染付文様の具象性の強い文様の中にあって、
抽象文様とも何とも言い難い文様です。
蓋の文様に至っては、葉と思しき門酔い右派2,3枚で他は
何かわかりません。しかし、肌の色は白く。面取りはいい仕事をしております。
蓋付きというのも珍しいとおもいます。

 

お買い上げ有難うございます。

 

 

 

 

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紫蘭を生ける

2023 年 4 月 11 日

 

花   紫蘭  白花紫蘭

花器  鉄釉唐花刻文香炉(鎌倉時代)

花台  根来隅切り盆(室町時代)

 

すっくとした姿に楚々とした花をつけます紫蘭は私の好きな
花の一つです。
今年は植木鉢の白花紫蘭がだいぶ増えまして、朝の水遣りも
殊の外楽しいです。

本来は香炉生まれで、素晴らしい火屋もついております
鎌倉時代の香炉に、思い切って生けてみました。

花台も色の調和から、根来隅切り盆にしてみました。

なんか花も格式が上がったように見えますが、
皆様にはどのように映られましたでしょうか。

小代飴釉徳利

2023 年 4 月 11 日

寸法  高さ 12.4㎝  口径 4㎝  胴径 9.3㎝

時代  17世紀

状態  無疵 箱あり

容量  1合6勺

 

 

小代焼は、慶長9年(1623年)細川候が豊前小倉から、肥後熊本に
転封の時、上野焼の陶工を従え、その陶工たちに小代山の麓に窯を
築かせたのが始まりとされております。

細川三斉は利休7哲の一人です。従って茶道具を多く焼いたようです。
大変鉄分の多い土のようで、釉薬を二重掛けして、釉薬を美しく見せ
たそ様です。
この徳利も底脇を見ますと鉄釉の下から藁灰釉がみえます。

独酌を楽しむ方には、容量も良く、酒の出も良く、使いかってのとても
酔い徳利です。

 

 

価格その他お問い合わせは下記にお願いもうしあげます。

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山芍薬を生ける

2023 年 4 月 8 日

 

花   山芍薬
花器  曲げ物弁当箱

 

山芍薬がやっと咲きました。
蕾から、花開いたときは、なんとも言えない
嬉しさが心に満ちてきました。

切ってしまうのが惜しくて、小さい鉢に植えかえて
それを曲げ物弁当箱の中に生けてみました。

ほんに、清楚で儚げな美しさは、多くの人々を魅了して
やまないのが理解できます。

卜半椿を生ける

2023 年 4 月 4 日

 

花   卜伴椿

花器   李朝染付面取り蓋つき壺

 

店のベランダの卜伴椿が満開です。
久しぶりに出会いました李朝染付面取り壺に生けてみました。
椿の赤が壺の白さを引き立て、壺の白さが椿の赤を引き立て。
なかなか見ごたえあるようにみえます。

桜満開

2023 年 3 月 23 日

  2分咲きの桜を昨日籠に生けましたが、早や満開に
なり、店の中を明るく、華やかにしてくれております。
皆さん お花見がてらお酒でも楽しみにいらっしゃい
ませんか。
お待ち申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

李朝堅手耳盃(浅川伯教絵入り箱書き)

2023 年 3 月 12 日

寸法  口径 8㎝   耳~耳 11.8㎝
高さ 5㎝

時代  15世紀~16世紀

状態  無疵

 

 

浅川伯教氏余程お気に入りだったのでしょうか。
絵の様子から伺い知ることが出来ます。

高台は高く、轆轤目の立った胴に、端をギザギザに型どった
耳を口より高く付けて、堂々とした姿です。
耳に空いた丸穴が、緊張感を和らげているようににえます。

碗形盃、筒盃、平盃、四方盃等の中に1点異形のこのような
造形が入るのも一興かとおもいます。

耳盃は飲みにくいとおっしゃる方がおりますが、持ち方次第で
普通の盃と同じように違和感なく飲めます。

お酒を飲まない方でも李朝の焼き物として、大いに楽しむことが
出来ます。

 

詳細のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
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青磁花入れに椿を生ける

2022 年 11 月 26 日

花    参平椿

花器   龍泉窯青磁花入れ

 

天龍寺青磁の柔らかな青磁の色が花を引き立ててくれます。

この形は殷周銅器のコ(角へんに瓜という字)を模倣
作品ですがコという字には「さかずき」という意味も
あるようです

 

馬の土偶

2022 年 11 月 11 日

寸法  高さ  5.8cm   頭~尻 9.8cmn

時代  古新羅時代(4世紀~7世紀)

状態  手が入っております。

 

 

馬は人類と共にあったのでしょうか
もうすでに目隠しをしております様子が伺えます。
目隠しをすることで、後ろを振り向かずに、
前に進むことを目的としたようですが、
人、荷物などの輸送や、農耕などにに使役されながらも
大切に育てられていたのではないでしょうか。

良く特徴をとらえているようにみえます。

ここ数年動物に関する情報が多くみられるように
なりました。その中で馬に関する情報も非常に多く
なりました。
それだけ人間と、馬とは密接なかかわりがあっての
ことのようにおもいます。

何とも愛らしいおうまさんです。

机上に置いて、馬券の1等賞の夢でも見て下さいますと
うれしいです。

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ゴーヤの花を生ける

2022 年 10 月 4 日

 

花    ゴーヤ、紫色の可愛い花

花器   猿投瓶

敷板   東大寺古材

10月に入り、穏やかな秋晴れの日が続いております。
暑かった夏を惜しむかのように、ゴーヤの花が木に
絡まって咲いておりましたので、猿投の瓶に生けて
みました。
清々しい空間になりました。

高砂百合を生ける

2022 年 8 月 10 日

残暑お見舞い申し上げます。

皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか
ここ何日か東京は日差しはカンカンとして暑いですが、
風が吹いておりますので少し凌ぎ易いようにおもいます。

今日開くか,今日開くかと心待ちしておりました
一輪の高砂百合がやっと開きました。

この清楚な姿を観て、心の涼しさを感じて頂けましたら
嬉しくぞんじます。

残暑厳しいとおもいます。
皆様方くれぐれもご自愛の上お過ごしくださいます様
お祈りもうしあげます。

 

乙女百合とクレマチスを生ける

2022 年 6 月 21 日

花    乙女百合、クレマチス
 
花器   金銅鍍金水瓶

 

淡いピンク色の楚々と咲く花姿を「乙女」に見立てて、
「乙女百合」となずけられたようです。
日本固有の百合だそうです。
百合にもたくさん種類が有りますが、その中でも
乙女百合は、その色、花の大きさ、花の形から、日本情緒を
醸し、心爽やかにしてくれます花のようにおもいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

東京アンティークフェア2022のご案内

2022 年 6 月 16 日

梅雨の鬱陶しい候で御座いますが、
皆様におかれましてはご清祥のことと存じ上げます。

骨董の店 甲斐では
東京美術倶楽部の3階4階で
7月29日(金)、30日(土),31日(日)に
開催されます

 東京アンティークフェア2022

に出展いたしますので、皆様方にご案内もうしあげます。

これから会期前の商品のご案内を順次掲載もうしあげます。

お気に入りの商品が御座いましたら、気軽にお尋ねください
ますと嬉しくぞんじます。

これからお遊びです。
さて、骨董の店 甲斐の商品はどれでしょうか?
HPコンタクトにて御応募下さいました方に抽選でそば猪口を5名の方に差し上げます。
奮って御参加下さいませ。

例えば  右列の上から何番目
左列の上から何番目
上列右から何番目
下列右から何番目

と、記して骨董の店 甲斐のHP
http://www.kottounomiase-kai.jp/
に6月30日までに御応募下さい。
抽選結果は7月10日発表します。

 

 

 

ベランダの花を生ける

2022 年 5 月 25 日

花   木賊 露草 ドクダミ

花器  時代手付篭

 

いずれも繁殖力の強い植物です。
増えすぎない様間引きしてあげますと、年々太く
逞しくなっているようです。

狭いながらも、朝、水遣りしながら、そっと植物を
手で撫で、会話するのも楽しいものです。

東京アート アンティークまつりのご案内

2022 年 4 月 5 日

東京アート アンティーク

~日本橋・京橋美術まつり

2022 4月28日(木)-4月30日(土)

 

骨董の店 甲斐 も参加いたします。
今年は2年ぶりの開催ですので、心待ちしている方々も、
多いこととおもいます。

骨董の店 甲斐は

「使って楽しむ新,古美術交々展」

を開催いたします。

皆様お誘い合わせてお出かけ下さいます様
ご案内申し上げます。

卜半椿とアケビの花を生ける

2022 年 3 月 30 日

 

花   卜半椿 アケビの花

花器  鉈籠

 

店のベランダの鉢植えの卜半椿がやっと咲き始めました。
ビルの谷間で日照時間が少ないせいでしょうか木は大きく
なりませんが、花だけはたくさん咲いてくれます。
卜半椿は、普通の椿より花持ちがよいように感じます。
また、生けると花器をとても引き立ててくれますので
大事に育てております。

アケビの花は紫系が多いですが、この花は白花です。
アケビの花の咲くころは、蔓も自在に伸び出し、5つ手
の葉は赤ちゃんの手のように柔らかく、可愛らしいです。

 

柳 宗悦の書は先に商品でご紹介してございますので

そちらを御覧ください。

 

ウクライナに平和を、ソビエトに平和を

2022 年 3 月 29 日

    花   土佐水木 紫陽花の芽 貝母百合 路傍の花

花器  猿投長頸瓶(平安時代)

コラム 23

    法 句 経  第8品  103

戦場にいずる
千回
千人の敵に
かたんより
自己(おのれ)にかつもの
彼こそ最上の
戦士なり

       ソビエトのウクライナ侵攻の報道を見聞きしておりますと
この、お釈迦様の御言葉が深く、強く身に沁みます。

両国に、一日も早い平和が戻りますことを
お祈りするばかりでございます。

スペシャルドリンクの効用

2022 年 3 月 13 日

コラム  22

スペシャルドリンクの薦め

私は昨年喜寿を迎えてこの4月には78歳にならんとして
おりますが、昨年バイクに跳ねられた後遺症を除けば、
すこぶる元気で日常の仕事をこなしながら生活しております。

つらつら思いますに、歳を取ってから、心身ともに健康で
過ごすには、若い頃より、より以上の努力と実践をするだけの
精神力と体力を要求されますようにおもいます。

実践の1つとしまして、毎朝自家製のスペシャルドリンクと
卵2個と日本茶を飲んでおります。
いずれも安価でスーパーなどでも入手しやすい品々ですので
試してごらん下さい。
素晴らしい健康体が得られるとおもいます。

スペシャルドリンクの材料は
鰹節粉 大匙 1杯
煮干粉 中匙 1杯
昆布粉 中匙 1杯
抹茶  小匙 1杯

これらをよくブレンドして、瓶などに作り置きして、毎日大匙1
杯に、お湯を注いで飲みます。
それだけでも旨味成分ばかりですので、おいしいですが、
塩気が足りませんので、私はそれに梅干を入れて飲みます。

鰹節、煮干し、昆布とそれぞれが、幾種類もの。必須アミノ酸を含み、
十分なたんぱく質を生成できるようです。
そのほかにもビタミンやミネラルが豊富ですので、歳を取り難い
身体に改善してくれます。
タンパク質は筋肉生成に大変必要ですし、カルシュームは骨の生成に
大変必要です。

私はかれこれ、2年ぐらいこのドリンクを飲み続けておりますが、
根気が続き、疲れにくく、病気にならない身体になりまして、
有難く思っております。

東南アジアの竹製背負い籠に花を生ける

2022 年 3 月 5 日

花    木瓜、馬酔木、 貝母百合 椿

花器   東南アジア竹製背負い篭

 

春がそこまでやってきましたような陽気になって
参りました。

ソビエトのウクライナへの軍事進攻の一日も早い
終結宣言と、コロナの終息を強く願って止みません。

 

華の香

2022 年 3 月 4 日

花    沈丁花
花器   金銅花入れ

 

 コラム  21 

   

    法 句 経   第4品  54

華の香は
風にさからいて行かず
栴檀も多が羅も未利迦もしかり
されど
善き人の香は
風にさからいても行く
善き士の徳は
すべての方に香る
    
上の句につきましては、大変理解しやすいとおもいます。
栴檀は日本では、「栴檀は双葉より芳し」の譬え話があり
ますが、この栴檀は白檀をさす様です。
多が羅、も未利迦もわかりませんが、熱帯地方に生えている
香木とおもいます。

少しずつ暖かくなり、庭や、街路の沈丁花が花開き始め、
道行く人々の鼻腔を楽しませてくれます。

写真の沈丁花も今朝摘んだものですが、店の中を良い香りが
満たしております。

今日のようなコロナ禍がだらだらと続き、経済の閉塞感、
で見通しが立てにくい、その上にロシアのウクライナ侵攻の
深まり等大変な状況下です。こんな時代だからこそ徳を磨き、
積んでゆくのには絶好のチャンスかと、思います。

徳の香で満たされる世の中の到来を心がけましょう。

   

 

     
       

 

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コラム 20

2022 年 2 月 13 日

コラムを書かせて頂きますのは、何と12年ぶりでございます。
今迄怠慢だったことかと反省します。
徒然なるままに、健康、発句経、呼吸法、食事などのことを書き
続けていけましたらとおもいます。
少しでも、皆様方の生きる上で、ご参考になれれば、嬉しく思い
ます。

再三申しておりますが、私は昨年の5月スマホ見運転のバイクに
跳ねられ、右足膝下の複雑骨折で、大手術を受け、4か月の長き
に亘り、入院、リハビリに専念の上、何とか退院はすることが
出来ました。
その入院中に思い、感じましたことは、車椅子に乗って、何もかも
看護師さん任せで、日々生活している方の何人かは、それこそ見る
見る言葉を発せられなくなり、顔の表情も尋常でなくなってくる姿
を、かいま見ました時、人間の脆さをつくずく感じさせられました。
私は、入院するその日まで仕事で元気に飛び回っておりましたので。
足の大手術をしたものの、他の部分、頭は健全でしたので、病院の
の治療のための時間以外は、自分で心身の訓練の計画を立て、実行
に移すことに決めました。

1、朝15分~30分の呼吸法(寝たままの状態で)

2、法句経の短い教えを暗記すること。

3,発句経の暗記するのに、声を出さないで口を動かす。

4、手術した箇所周辺の自己マッサージをよくする。

5、リハビリ師にして頂いたリハビリを復習すること

これらを自分に課して日々を過ごし、衰え、呆けを防ごうと思いました。

まず1,については早くから呼吸法は実践」しておりましたので、朝一番
に来た看護師さんにも、元気で答えられ、まず元気の源。三度のの食事が
すこぶるおいしく頂けました。

2、については憶えては忘れ、覚えては忘れで自分の頭の固さ、悪さに
辟易しながらも、何回も何回も挑戦しました。

3,については本当は声を出して暗記したいですが、他の方々に迷惑が掛かり
ますので声はださないで、口を大きく開けて、します。
これは舌を滑らかにするのと、食べ物を詰まらせない訓練です。

4,については、その箇所の血液の周りが悪く、筋肉の衰えを少しでも元通り
にするためで、これも大事なマッサージです。

5, については、これをすることでリハビリ師さんたちが、非常に協力的に
高度なリハビリをしてくださいました。
これは有り難かったです。

法句経
第一品 2

意(想い)こそ諸法に先立ち
諸法は意になる。
意こそ諸法を統(す)ぶ。
清らな意にて、
且つ語り、且つ行わば
形に影の従うごとく、
楽しみ彼にしたがわん

野菜の花を生ける

2022 年 2 月 13 日

花  エンドウの花  麦の穂 アネモネ

花器 木製片口

 

3連休最後の日曜日いかがお過ごしでしょうか。

幼いころ、雪を冠った富士山を南東に、北に八ヶ岳の峰々を
仰ぎ見ながら、父の両手を腰の後ろに回して、麦を踏む姿を
まねて、私も同じような姿で一緒に麦を踏んだ、たのしい
思い出がよみがえってきました。