2017 年 7 月 のアーカイブ

色絵柿右衛門牡丹唐草文盃と盃台

2017 年 7 月 24 日 月曜日

 

寸法  盃 口径 6.3㎝  高さ 4.5㎝
盃台 口径 10.8㎝  高さ 2.5㎝

 
時代  1680年頃

 
状態  無疵

 

 
色絵の華やかな盃は、唐津盃、美濃盃や
李朝盃などの土物の地味な盃のなかに、。
一点入れますと、その場の雰囲気なども
ぐっと華やぐと同時に、この物が持ち合わせて
おります、きっちりとした造形が全体に
緊張感をももたらしてくれる様に思います。

私はこの手の盃が好きで、目にしますと購入
致しますが、なかなか盃台と揃っております物は
少ないです。
受け皿の周りは緩い輪花になっております。

この盃と盃台は最近イギリスから里帰りした
物の様です。
これに、手付きの水注が有りましたら,何とも
優雅な心持ちになれますが、残念で御座います

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古唐津岸岳系 斑唐津筒盃

2017 年 7 月 13 日 木曜日

 

寸法  口径 6.2㎝×7.㎝   高さ 5㎝
 

時代  桃山時代
 

状態  口片1箇所金繕い くっつきを剥がした後、
口片のこそげ疵3箇所
全体に少し歪み有り
見込みに降り物有り
 

窯   皿屋窯発掘(この説は掘った人の説だそうです)

 

 

今や桃山の斑唐津筒盃と申しますと
大変な人気で御座います。

 
状態のところで詳しく、あるいは写真で観て頂け
ましたらお解りの通りで御座います
それら発掘時の痛ましい状態をいくつか持っては
おりますが、
呼び継ぎ1つ無く,歪みもあまり目立ちません。
その上、他の痛ましい箇所を払拭するだけの力と、
造形の美しさを持っております。
これこそ本物の持つ確かで,静かな魅力でしょうか

 

ある箇所から(見出しの写真,および詳細の1番め)
観ましたら桃山時代の斑唐津独特の正常な形に
見えます.

 

唐津岸岳系の独特の砂岩で、きっちり焼き締まって
いるにもかかわらず、ざんぐりした土あじです。
藁灰釉は良く焼けて,光沢を放った美しい肌合いです。
ほんの少し口片に青い斑が出て居りますので、
丁寧に使用して行く程に全体に斑が出て来ると思います。
(使う程に斑が出てきますのは、私の今までの経験
から申し上げます。)

 

見込みの降り物は欠点のようにも見えますが、
お酒を注ぎますと、深山の清冽な川底を見て居る
様でかえって美しい景色になると思います。

 

 

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李朝白磁丸壷に桔梗、霞草を生ける

2017 年 7 月 11 日 火曜日

 

花  桔梗、霞草

花器 李朝白磁丸壷

 

 

皆様
お暑う御座います。
東京ももう30℃を超える暑さですが、熱中症に
掛かりませぬ様ご注意遊ばせ下さい.

清々しい薄紫色の桔梗花に夢見心地
(霞草の花言葉の一つ)の様な霞草を添えて
少しでも涼感を味わって頂けましたら
幸いで御座います

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無地志野筒盃

2017 年 7 月 10 日 月曜日

 

寸法  口径 6.5㎝  高さ 4.8㎝

時代  桃山時代

状態  口片に小さな金繕い有り

 

 
たっぷりの長石釉が薄い器体全体を覆い
一部淡雪が溶けて赤い地表がほのかに見える様な
何とも幽玄的な風情を醸しております。
高台も、輪トチの部分と指跡の部分は赤味を呈して
おります。
酒の手を休めてうち眺めておりますと、
初期瀬戸黒茶碗を小宇宙にしたような風情で,
美しくも厳しい造形です

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鉄仙花と ?花を生ける

2017 年 7 月 5 日 水曜日

 

花   鉄仙花  ?花

花器  鷹の餌ふご

 

 

今朝銀座松屋の真裏に有ります花屋「野の花 司」に
行きましたら、沢山の花の中に?花を見つけました。
何か変わった花だなーと思いつつ一輪水指
より引き抜いてみましたら、なんと全身に
堅い棘が有り指に刺さってしまいました。
「この花の名前は何というのですか」と
お聞きしましたら、「地方から届いた野草の
梱包の中に一緒に入っていて、私達にも名前が
解りません」との返答で ?花としました。
何方か名前を知る方お教え下さい。
節の下にも堅い棘がありますが、そこはきれいに
棘を切って有りました。
余程、鳥や動物や人間から守りたい何かを持っている
花なのでしょうか

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李朝家具トンケ

2017 年 7 月 4 日 火曜日

 

寸法  幅 59.5㎝ 奥行 55.7㎝ 高さ 29㎝

時代  李朝時代

状態  傷み無し

 

トンケとは貴重品、あるいは銭函として使用された家具の様です。
バンダチと違う点は、バンダチは正面が折れて開閉出来る様式
を言い、トンケは天板が半分に折れて開閉出来る様式を言うそうです。

このトンケは厚さ3㎝ぐらいある松材を使用し、とても頑丈な作りです。
金具は鉄材にさび止めの漆を掛け、松材の方にも漆を掛けて大変丁寧な
仕上げをして居りますので、オリジナル家具の美しさを十分備えております。
鍵もオリジナルで、開閉も簡単に出来ます。
家具の性質上オンドルの効かない部屋に置かれたのでしょう。
底に付いた2本の脚は厚いですが、低いです。

このトンケ自身を簡単に持ち運べ無いように、思いの外重いです。
この重さはトンケにとりましては大事な要素なのでしょう。(金庫が重いように)

李朝家具はリメイクされた物が結構多い中にありまして、このように
オリジナル家具を観ますと、胸の空く思いで御座います

貴重品や酒器など入れて、部屋の装飾家具としてお使いになるのも
宜しいかと思います。

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