2019 年 9 月 のアーカイブ

李朝後期白磁透彫り葡萄栗鼠文筆頭

2019 年 9 月 30 日 月曜日

 

寸法  口径 11.8㎝  高さ 13.8㎝

時代  19世紀

状態  口辺に虫喰い有り

 

 

葡萄、栗鼠文と言いますと、葡萄はたわわに実る事
から、多産、豊穣を意味し,栗鼠も多産な動物で、
子孫繁栄を意味し、縁起の良い吉祥文として、共に現
される事の多い文様です。

李朝時代に於いては、この葡萄栗鼠文は、絵画、工芸、
焼き物、染色と多くの分野に描かれ、愛された文様で有
ります。
そのような中に有って筆頭は、文房七宝(神、筆、墨、
硯)に次いで、精神生活に欠かすことの出来ない
重要な文具です。

残念乍ら、この筆頭には、18世紀の分院製の様な
きりっとした面影は、もはや観ることは出来ませんが、
それでもまだ何とか威信の残存が見えます所に、
李朝の焼き物の良さが有るのではないでしょうか

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満開の彼岸華(曼珠沙華)を生ける

2019 年 9 月 28 日 土曜日
花   彼岸花(曼珠沙華)

花器  瀬戸石皿

 

私はこの彼岸花が大好きで、毎年散歩がてら多摩川まで
行って、この彼岸花を30本ほど摘んで来ます。
多摩川縁の雑草を刈った柔らかな箇所に群生して
美しい光景です。
摘んで来たのは、丁度今年の彼岸の中日に硬い蕾を摘んで
来ました。
生けて、マル一週間今や満開に咲き誇っております。

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金銅十一面観音懸け佛

2019 年 9 月 20 日 金曜日

 

法  径 24㎝  像高 9㎝

時代  藤原時代~鎌倉時代

状態  外枠の装飾の輪法の間の花が2箇所外れています。
天蓋の瓔珞が両サイド外れている
十一面観音様は煤で真っ黒ですが
ルーペで見ますと鍍金は残っております。

 

全体に銹が吹いておりますが、その間から覗く
鍍金の状態は、銹の緑とのコントラストが美しいです。

真っ黒な中にも、なんとも愛らしいお顔に、しっかり衣を付けて、
淨瓶をを手にして、小さな像の割に十一面もしっかりしております。

台座を毛彫りにした青海波文様にしておりますが、
毛彫りの美しさを出しつつ、蓮弁、蓮台を大きくみせて居るように
思います。

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