2024 年 3 月 のアーカイブ

古唐津茶碗

2024 年 3 月 14 日 木曜日

    寸法  口径  11㎝×12㎝  高さ 7㎝

 時代  桃山時代
 
 状態  伝世品
     口辺に3か所金繕い有り
     片薄高台の薄い方を銀で補強してあります。

 

色合いはもう少し灰色がかっており、複雑な色合いです。

久々に伝世の古唐津茶碗で、状態が良く、然も赤味を帯た
琵琶色の茶碗に出会いました

まず第1に口辺の疵気が少なく気持よく茶を喫することが
出来る点にあります。

唐津焼で人気の色合いの琵琶色を呈し、その上に長年の
使用によって 鉄分が釉薬の表面に染み出て赤味を帯びて、
古唐津焼の良さを遺憾なく発揮しております。

見込みは、径の割に広く、茶溜まりがあります。
そこから立ち上がり少し上まで赤味を呈して、景色をなして
おります。

表に目を転じますと、茶渋も適度で、汚らしさを感じさせ
ません。
高台、土見せは真っ黒ですが、伝世の凄みを見せております。
片薄高台の削りは見事としか言いようありません。

古唐津好きだけれども、お茶は為さらない方でも
この一碗で毎日お茶を点てて、碗とお茶を楽しまれますのも
宜しいのではないでしょうか。

桃山期に生まれた唐津焼の茶碗が長年人から人へと受け継がれ、
愛され、使用されて、大事に育てられたこの茶碗には、
唐津焼の魂が宿っているようにかんじます。

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

 

 

 

 

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初期伊万里柳に雁文猪口

2024 年 3 月 7 日 木曜日

 

寸法  口径  7㎝×7.5㎝   

                  高さ 5.2㎝×5.5㎝
  
時代  江戸初期
  
状態  発掘伝世 甘焼け 小ホツ3か所金繕い

                 箱有り
  

 

柳文が延びやかに2方に書かれその間を雁が
飛来しています
高台は小さく高く、薄作り、淡い染付の素朴な
絵付け等初期伊万里の特徴を良く備えております。

口作りも端反りでとても飲みやすい盃です。

 

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
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090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

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