2009 年 2 月 のアーカイブ

氣の呼吸法と健康  9

2009 年 2 月 25 日 水曜日

 

 日々春めきを感じますこの頃で御座いますが、
この時期になりますと、花粉症でマスクをして、その上
防護眼鏡を掛けている方を多く見受けます。
目は真っ赤に充血して、痒みがとまらず、鼻はぐじゅぐじゅに
なり、止まることのない鼻水でティシュは離せない、鼻の頭は
赤くなる等、つらい状態で、仕事をしたくても,身が入らぬ状
態になってしまいます。、
之ではならじと薬を飲むと眠気に襲われ、益々もって集中力が
無くなってしまいます。
中には皮膚炎と一緒になって顔面や、目の周りが赤くなって、
医者の薬を塗ったら硬くなって益々酷くなっている状態の方も
いらっしゃいます。

私も以前は大変な花粉アレルギー症で、この様な状態に陥って
苦しんだ経験があります。
マスクをしたまま横になり、鼻の周りを温かくして、通り過ぎる
のをじっと待つよりなく、二日ほど寝ておりました。

氣の呼吸法を長年実践することによりまして、免疫力が高まった
為でしょう。今ではこの様な症状になることは、ありません。

氣の呼吸法と健康 2 で呼吸法の実践による効果、特質をいく
つか上げてありますが、このうちの

・免疫機能がたかまる(自然治癒力。病気に対する抵抗力が高まる)
・全身の血行が良くなる(冷え症の改善など)
・ストレスをうけにくくなる(感情のコントロールができるようになる

これらが花粉症を遠避けてくれます。

呼吸法は薬のように即効性はありませんが、日々実践、努力しましたら
薄皮を剥ぐように、徐々に状態が改善されます。

今から実践しましょう。

春の息吹

2009 年 2 月 18 日 水曜日

 

               花   土佐みずき  コワ二ー
               器   新羅須恵器壷
      

       三寒四温のこの時期若芽、花芽が動き出し、日々成長していく様子
       をうち眺めるのはとても楽しいものです。
 
       新羅須恵器の壷は前にも見ていただきましたが、この様な枝ものの
       花をとても良く受け入れてくれます。今の時期紅梅、白梅、花桃と
       店で活けて楽しみました。

氣の呼吸法と健康  8

2009 年 2 月 14 日 土曜日

 子 曰く 之を知るものは 之を好む者に如(し)かず、
   之を好むものは 之を楽しむ者に如(し)かず。
  
          論語   雍也遍

論語の中でも有名な言葉ですが、この言葉は、どの分野の道を生きるのにも、活き活き
とした姿勢で、夫々の道を行く上で大切なものと思います。

私が呼吸法に出会いました時は、心身共に病んで、何とかこの苦しみから逃れたいとの
一心の思いからでした。

然し、呼吸法の実践を継続するのには大変な忍耐が必要とされました。今ではこの忍耐
は何事にも勝る忍耐力を培ってくれたと思っております。
さらに、実践はもちろんのこと、呼吸法の実践により、どのように心身が影響を受け、
どのように心身が健やかに浄化されていくのかと、呼吸法に関する書物を読み漁り、読ん
だことと、実践との検証等、之はまさに知る喜び、好む喜びに通じます。

その上に日日楽しみを持って之を実践する限り益々呼吸法の恩恵に与り、体力は充実し
心は浄化され、人格は申申夭夭(しんしんようよう)たりの、境地になるのではない
かと思います。
さあ、呼吸法を実践して恩恵に与りましょう。

瀬戸麦藁文手焙り

2009 年 2 月 11 日 水曜日

          

                    花   水仙

                    花器  瀬戸麦藁文手焙り  
                         高さ  19cm 
                         口径  25.2cm
                         時代  幕末時代
        

        

        この時代、瀬戸では様々な器形に麦藁文様を描いております。
        飯碗、蓋付き碗、酢猪口、蕎麦猪口、徳利、手焙り
        等々、一世を風靡した文様だったのではないでしょうか。
        麦藁紋手焙りに水仙を生けてみました。
        今、まさに満開でほのかな香りを漂わせております。