花 白梅 馬酔木(あしび)
花器 焼きしめ双耳壺
0166: 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が 在りと言はなくに 万葉集 大伯皇女(おおくにのひめみこ)
馬酔木はこの歌以外にも万葉集の中に沢山読まれて おりますので、身近にあって、長い間多くの人々に 愛され続けてきた花と思います。 鈴蘭の様な壷形の花をぎっしり付けておりますが、 路傍にあっても、あまり目立ちません。 この花を馬が食べると酔っぱらったような状態になると 言うことは、神経系統をおかす毒素が有るのでしょう。
花 藪椿 白玉椿
花器 鼓に桜文蒔絵の火鉢
椿の花は花弁が丸ごと落ちるので、落椿とも表現されて 特に武士は首が落ちる様子に似ているという理由で、椿は 嫌われたようですが、 一方茶花として多くの人々に愛され、そのため品種改良も 盛んに行われたようです。
花 黄水仙
花器 木製杵形掛け花入れ
路傍に水仙の花が今を盛りと可憐な花を咲かせております。
学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ 神話の美少年の名前で、泉に映った自分の 姿に恋をして毎日見つめ続けたら いつのまにか1本の花になってしまった。 ”ナルシスト”の名はここからくる。 イギリスの国花の一つ
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