2025 年 10 月 のアーカイブ

李朝紛青沙器搔き落とし草花文瓶(口欠け)

2025 年 10 月 10 日 金曜日

 寸法  高さ 29.2㎝  胴径 17㎝  高台径 8.3㎝

 時代  15世紀~16世紀

 状態  口が欠損

李朝時代の紛青沙器と言われます技法には、暦手、刷毛目、
絵刷毛目、彫刷毛目、搔き落とし、象嵌、粉引、絵粉引等多彩
に富んでおります。
すでにお茶の道具として桃山期に到来したものもありましょう
が、明治期日本の統治時代にドット到来して、数寄者の手に渡
り、今日まで大事に守り、伝えられてきたものが多いのではな
いでっしょうか。

此処に挙げました、大瓶は口が欠損して、誠に残念ですがそれ
でも尚、おおらかで野趣に富むその造形は、見飽きぬ美しさを
讃えておるようにおもいます。

 

完器であれば、今でも高価でありますが、口の欠損により
私は、掌中に収めることができました。

鑑賞にも良し、花を生けても楽しめます。

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

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興福寺千体仏

2025 年 10 月 10 日 金曜日

 寸法  高さ   全体       48㎝ 
         像高  37.8㎝

 時代  平安時代12世紀

 状態  天冠の頂部、鼻、両腕、両足
     補足
     顔、胸部 に漆箔の残存あり 
     着衣の彩色ほの見える。

 

あの栄華を極めた、藤原氏の氏寺として栄えた興福寺に
伝来しました。千体仏の1つです。
その当時の末法思想や多数作善等の背景の元、多数仏像が作られて
興福寺に奉納されたものとおもわれます。

室町時代、修繕したり、漆箔を施したりした仏像もあるようで、
これもその内の1體ではないでしょうか。
顔と胸前に漆箔の痕跡が、みられます。
着衣にはうぶな彩色が残存して、本来の柔らかさを伝えております。

丸顔の小さなお顔立ちは、くっきりした眉、目、鼻、口元で、
其の口元には笑みを讃え、なんとも言えない神々しさを醸しております。

 

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