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氣の呼吸法と健康  14

2009 年 8 月 6 日 木曜日

「世尊は、ある時祇園精舎に於いて弟子達に語られた。
”弟子たちよ、入息出息を念ずることを実習するがよい。
かくするならば、身体は疲れず、眼も患まず、観(かんが)
へるままに楽しみて住み、あだなる楽しみに染まぬことを
覚えるであろう。かように入息出息法を修めるならば、
大いなる果と、大いなる福利を得るであろう。かくて深く
禅定に進みて、慈悲の心を得、迷いを断ち、證りに入るで
あろう”と」
           
            (雑阿含経第29第10経)

この文章は阿含経の中の一節です。
これは名訳で大変解かりやすいです。
お釈迦様はご自分の心をこめた呼吸法の修行によって得られた
心身の向上、悟りを弟子達に説いたものです。

弟子達よ
心をこめた呼吸法を大いに実践しなさい。
それにより、効率の良い肺のガス交換が出来ると共に、全身の
血液循環が十分成されるので、身体は疲労せず、眼も病まず、
考えも深まるまま楽しく過ごせます。
後で後悔するような楽しみに染まらないことを覚えるでしょう。
呼吸法を益々修めるならば、大いなる果と福利を得るでしょう。
この様な呼吸法によって深く禅定に進めば、慈悲の心を得、迷い
を断ち、證りに入るでしょう。

 
お釈迦様のお言葉は 呼吸法を実践しております私には非常に滋味深い
おことばとして受け止められます。
お釈迦様の境地に少しでも近ずきたい思いで日々静に呼吸法の実践に
勤めております。

さあ、皆さんも御一緒になさいましょう。