商品のご案内

酒器展出品商品 ⑤

2024 年 9 月 11 日 水曜日

 今回は数少ない、珍しい信楽盃と古丹波盃を
紹介させていただきます。

 信楽盃
   
   寸法  口径 6㎝×6.5㎝  高さ 4㎝

      時代  江戸時代
 
      状態  自然釉の剥けを金繕い

室町時代までの長石を多く含んだ逞しい土味と自然釉の
織りなす見事な壺類と違って、時代も下って、江戸期に
入るとこんなにおとなしい土味と人口\臭を感じさせる
姿に変容してきます。
信楽に茶碗と盃は数少ない製品ですが、江戸期に入り
遠州の指導宜しく、全体におとなしい造形になっていき
ますが、この盃もそのような流れの造形とおもいます。

しかし見込みの窯変した緑の自然釉はお酒を入れますと
とても美しく、おいしくお酒がいただけます。

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酒器展出品商品 ④

2024 年 8 月 31 日 土曜日

高麗青磁盃 2題

 高麗青磁白黒象嵌菊花文輪花盃

  寸法  口径 8.5㎝  高さ 7㎝  台径  3,6㎝

  時代  高麗時代 12世紀

  状態  無疵
      箱有

高麗青磁と言えば、中国宋時代の青磁窯を参考として作られるも
本場中国の青磁より美しいといわれ、その名も翡色青磁と讃えられる
程で、当時から中国にも大変愛用されたようです。

この手の輪花盃には本来拓が付いて一つの造形になっておるものですが、
今は離れて盃だけです。
8花面にはそれぞれの面に菊花文が白黒象嵌されて翡色をより引き立てて
おります。

 高麗青磁蓮花陽刻文盃

  寸法  口径 7.8㎝   高さ 6㎝
 
  時代  高麗時代 12世紀~13世紀

  状態  ニュー1本を金繕い
      口辺2か所金繕い
      箱有

こちらの青磁は少し緑がかった色合いの盃です。
高台作りの様子から見ましてこれは盃として単体の作品です。
長いこと愛飲の用についていたのでしょう。
貫入の中まで汚れが入っておりますし、繕いはありますが、静かな佇まい
の中にも高貴さを持ち合わせております。

 

 

価格その他のお問い合わせは下記にお願い申し上げます。
03-6228-7540
090-1509-5565
kimiko@kottounomise-kai.jp

 

 

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酒器展の出品商品 ③

2024 年 8 月 27 日 火曜日

明川窯黒釉角徳利

  寸法  高さ 17.8㎝ 胴径 7㎝

  時代  李朝時代  16世紀~17世紀

  状態  無疵

  容量  2合

        黒釉が良く溶けて、黒々とした艶やかな肌をして
おります。
処どころに斑状の美しい窯変が出て、お酌の手も
止まって、見入ってしまいます。

 

   初期伊万里青磁菱形盃
  
  寸法  口径 4.5㎝×5.5㎝  高さ 6.1㎝

  時代  江戸初期時代
 
  状態  無疵

三角形に草花文を型押しして繋ぎ合わせて菱形に
した盃ですが、繋ぎ目はしっかり土を足して、
補強しておりますが、その部分が青磁の色がやや薄く、
面白味を出しております。
手持ちも良く、大変飲み易く、優雅な盃です。

古瀬戸灰釉盃

  寸法  口径 6.5㎝  高さ 3.5㎝
 
  時代  室町時代末期

  状態  発掘伝世
      ニュー 2本  小ホツ金繕い2か所
      見込みの釉薬を削り取っている。

小さいけれども確りした造形で、1か所灰釉の
溜まりが色を添えております。
あまり飲めない方には、持ってこいの盃です。

手力盆(たじから)
  
  寸法  径 30.2㎝×36㎝  高さ 3.3㎝

  時代  室町時代初期

  状態  根来の朱漆はほぼ消失。
      下地の黒漆は、飴色に変色
      脚の畳付は漆が剥落
      縁に3か所のホツ

春日大社は20年ごとの式年御造替えに際し
その都度調度を新しく作り替え、それに伴い古い具は
神社関係者に下賜されるのが通例であり、すでに
嘉禎2年(1236年)にはこの記録がありますので、
この手力盆は相当早い時期に春日大社から出て、関係者
にこよなく愛なされ使い込まれてこのような美しい姿に
変身できたようにおもいます。

細い縁の立ち上がり、柔らかで繊細な入隅の縁造り。
このように薄作りの縁の立ち上がりの手力盆は今まで
出会ったことがありません。
盆の姿は、ゆったりとして、品を漂わせております。
よくよく乾いた良材を用いて造形したのでしょう。
その上に、黒漆を丁寧に塗った後に朱漆を塗ったので
しょう、無数の美しい断文がみられます。
裏の螺鈿の蝶鳥文も古いタイプにみられます。

 

 

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酒器展出品商品  ③

2024 年 8 月 22 日 木曜日

李朝木製亀形足付小膳

  寸法  高さ 18.5㎝  径 23㎝
  時代  李朝時代(18世紀~19世紀)
  状態  無疵

李朝白磁盃
 
  寸法  口径 7㎝   高さ 4㎝
  時代  李朝時代(分院窯)  
  状態  無疵

 

李朝木製亀形足付小膳は可愛らしい大きさの膳です。
李朝の木工細工の粋を集めたような、造形です。

此の上に盃など載せて楽しむのも良し、酒を飲みながら
ながめても楽しいとおもいます。

 

 

 

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酒器展出品商品

2024 年 8 月 19 日 月曜日

初期伊万里網文徳利
寸法  高さ
容量  1合2勺
時代  江戸初期
状態  無疵
伝世品

初期伊万里柳に雁文盃
寸法  口径 7㎝×7,5㎝  高さ 5.5㎝
時代  江戸初期
状態  発掘伝世 歪みあり 小ホツ金繕い3か所

初源伊万里草文盃
寸法  口径 6㎝  高さ 3.5㎝
時代  江戸初期
状態  ニュー1本
伝世品

初期伊万里3点並べてみました。
特に初源伊万里の盃は飲むのには小さいですが、鉄分が表面にまで
出て、まるで辰砂を施してあるのではないのかと紛う程、美しく
紅がでております。
高台は片薄高台で、唐津の職人さんの手の依るものとおもいます。

 

尚、酒器展のお知らせは 骨董の店 甲斐 のHPの お知らせ 項目
で8月16日に公開しておりますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

 

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絵志野葡萄文大鉢

2024 年 7 月 9 日 火曜日

   

     

 寸法  口径 28㎝  高さ 6.5㎝

   時代  桃山時代

 状態       口辺に直し有 

 

  

円形に轆轤引きした後、不整円形にした、絵志野の大鉢に良くあります
手と同じ手法です。
口辺は玉縁を内に抱えた形状で、見込みに葡萄唐草文を器面一杯に
ゆったりと描いております。

真ん中に描かれた葡萄の葉はその部分だけまるで鼠志野の様相です。

使用頻度が多かったと見えまして、長石釉の擦り切れております所も
見られます。又、4隅の釉薬の剥落を共直しされております。
この様に欠点が見られますが、なお今でもひきつけるだけの力強さと
魅力をたたえております。

此の絵志野の大鉢の優品はほとんどが、美術館や博物館に収蔵されて
おりますが、このような状態故に私の手にすることが出来たのでは
ないかと嬉しく思っております。

中々このように絵志野の大鉢に出会うことは少ないとおもいます。
挑戦為さってみてはいかがでしょう。

 

 

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御深井葉型向付け 5客

2024 年 6 月 8 日 土曜日

寸法  長径 17㎝  短径 12㎝

                 高さ 4.5㎝

時代  江戸初期

状態  5客共無疵

 

 

御深井焼の定義は今なお はっきりしないところがあります様で
名古屋城内にあった、尾張徳川家の御用窯として、名古屋城の
御深井丸にその窯があったことから御深井焼と呼ばれるようになった
のと、美濃でも灰釉に長石を加えて焼く御深井焼が同時期作られて
いるようです。

此の向付けがどちらの産かは判りませんが、型打ち技法でその端麗な
造形と釉薬の美しさにすでに遠州のきれい錆の美の指導が入って
おりますように感じとれます。

見込みや、高台脇の灰釉の溜まりの緑が、とても映えます。

美味しいお刺身など盛ったらさぞかし旨味が増すことでしょう。

 

 

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李朝白磁盃(双盃)

2024 年 6 月 7 日 金曜日

   寸法  口径 大  7㎝  小 7㎝

     高さ 大 4㎝  小 3㎝

 時代    李朝時代(18世紀~19世紀)
       分院窯

 状態    無疵

 

 

李朝分院窯の白磁は中国の官窯白磁とも、伊万里の白磁とも
違って、独特の優しい白磁の色合いです。
この優しい色合いが、日本人の李朝愛好家の心を捉えて離さない
のでしょうか、

口径は同じですが、高さが違うとこんなにも大きさが違って
見えるんですね。

夫婦盃とでもしましょうか。
ご夫妻ともにお酒を楽しむには、和合の盃として如何でしょうか

 

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信楽蹲る花入れ

2024 年 4 月 9 日 火曜日

寸法  高さ  10㎝×11.5㎝  胴径 11.5㎝  
    底径  9㎝

時代  桃山時代

状態  口辺に小ホツ有り

 

長石や石を噛んだ荒々しい肌は真っ赤に焼き上がり
信楽フアンを喜ばせます艶めかしい色合いです。

自然釉の掛る箇所の腰のへこみや、底脇の沈線は桃山時代
の美濃焼、伊賀、備前の水差しや花生けに共通する装飾
技法です。

二重口は厚く降りかかった自然釉で二重が一重口にみえます。

底は下駄高台でなく普通の板おこし高台です。

元は金具がついて掛花入れになっていたようですが、
中側で漆で止めておりますので、普通に花生けとして
使用しております。

愛らしい山野草を引き立たせてくれますと同時に
花がこの蹲る壺を引き立たせてくれます・。


ベランダに咲いた撫子と3色菫

 

 

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古唐津茶碗

2024 年 3 月 14 日 木曜日

    寸法  口径  11㎝×12㎝  高さ 7㎝

 時代  桃山時代
 
 状態  伝世品
     口辺に3か所金繕い有り
     片薄高台の薄い方を銀で補強してあります。

 

色合いはもう少し灰色がかっており、複雑な色合いです。

久々に伝世の古唐津茶碗で、状態が良く、然も赤味を帯た
琵琶色の茶碗に出会いました

まず第1に口辺の疵気が少なく気持よく茶を喫することが
出来る点にあります。

唐津焼で人気の色合いの琵琶色を呈し、その上に長年の
使用によって 鉄分が釉薬の表面に染み出て赤味を帯びて、
古唐津焼の良さを遺憾なく発揮しております。

見込みは、径の割に広く、茶溜まりがあります。
そこから立ち上がり少し上まで赤味を呈して、景色をなして
おります。

表に目を転じますと、茶渋も適度で、汚らしさを感じさせ
ません。
高台、土見せは真っ黒ですが、伝世の凄みを見せております。
片薄高台の削りは見事としか言いようありません。

古唐津好きだけれども、お茶は為さらない方でも
この一碗で毎日お茶を点てて、碗とお茶を楽しまれますのも
宜しいのではないでしょうか。

桃山期に生まれた唐津焼の茶碗が長年人から人へと受け継がれ、
愛され、使用されて、大事に育てられたこの茶碗には、
唐津焼の魂が宿っているようにかんじます。

 

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須恵器脚付短頸壺

2024 年 2 月 13 日 火曜日

寸法   高さ 33.2㎝  口径 9.5㎝  台径 23.3㎝

時代   6世紀 (古墳時代)

状態   無疵
     自然釉の剝落

 

 

脚の部分の三角文の削りの鋭さ、波状文の緻密な描き方
その斬新な造形といい、なんとも超現代感覚の
須恵器脚つき短頸壺です。

自然釉が掛った火表はこの緻密な波状文を見ずらくして
いますのが残念です。

このような器形は近畿地方や関東地方に多いようです、

花入れにもなりますし。そのまま鑑賞にも耐えます
逸品です。

 

 

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古伊万里白磁桔梗形向付(5客)

2023 年 9 月 6 日 水曜日

寸法  口径 10.5㎝  高さ 6.8㎝

時代  17世紀後半

状態  無疵(1客に1弁の上部に煙が入り
薄黒くなっております。)

 

何とも清楚な白桔梗形の向付けです。
料理を映えさせてくれる、白磁の美しさ
上から見ても、横から見ても見飽きぬ
造形の美しさ。
嬉しい逸品です。

戸栗美術館、渋谷区立松涛美術館等に
同手の作品が収蔵されております。

 

お買い上げ有難う御座います。

 

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李朝鶏龍山刷毛目平盃

2023 年 8 月 29 日 火曜日

寸法  口径 10・5㎝   高さ 4㎝

時代  15世紀~16世紀 (李朝時代)

状態  無疵

 

李朝の刷毛目盃の面白味は、なんと申しましても、刷毛目の勢い、
濃淡、流動性にあるのではないかと思います。

この盃は、箱書きにも「小茶埦」とありますように、お茶をなさる方が
茶箱に仕込もうと大事に愛用なさっておりましたので、少し口径が
広いですが、
口辺から5㎝ほど下がった箇所より、見込みにかけて、刷毛目を
施しておりますので、施されていない部分は鉄分の多い焦げ茶色を
呈しておりますので、視覚的には口径の広さを感じません。

刷毛目の白薬は、使い込まれてすでに、自然の風合いが出ており
ますが、愛飲するほどに景色が育っていく楽しみを味わうことが
出来るのも、刷毛目の喜びの一つと思います。

 

 

 

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酒器と花器展のお知らせ

2020 年 7 月 19 日 日曜日
皆様方
東京は一端落ちつきましたコロナもまたもや
感染者が増えて、経済との両立と言うことで。
混沌としております。私も、開催するべきか,中止あるいは延期と
いう事も。考慮いたしましたが、色々準備も
その間進んでおりましたので、決行することに
しました。現代の東京のコロナの様子では、上京したくても
上京出来ない方もいらっしゃいます事と思います。
そのような方で、酒器や花器にご興味のある方は、
どしどし電話、あるいはメールでお問い合わせ
くださいませ。
成るべく、ご相談に乗れます様致します。。

愈々21日(火)より始まります。
マスクだけは付けてお出かけ下さい。
お待ち申し上げます。

https://www.instagram.com/kottounomise_kai/

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