商品のご案内

古唐津熊川形茶碗

2019 年 8 月 30 日 金曜日

 

寸法  口径 12㎝ 高さ 8.5㎝  高台径 6㎝

時代  桃山時代

状態  ニュー有り   金繕い 有り

 

 

朝鮮陶工が唐津の土に朝鮮の釉薬を掛けて焼いた茶碗ではないかと
思われます程熊川形が朝鮮の熊川茶碗に似て、とても端正な
形です。

全体に琵琶色を呈しておりますが、所々赤く釉薬が変化して
御本の様な景色を成しております。
是に雨漏りの染みも加わって、何とも妖しい景色です。
外側には白い釉薬が一筋流れて、印象深い景色を、成しております

口辺には、小さな金繕いが2箇所だけなので見た目にとても
すっきりしております

造形の,丸い腰周りはどっしりとし、口辺にかけて薄く、端ぞりの姿は
安定感と、端麗さを感じます。

見込みには鏡は有りませんが、見込みの中心の轆轤目が茶溜まり
になっております。

高台は低いですが、しっかりしていて、高台から高台脇に掛けて
縮緬皺に削られた土味は見事です。
その縮緬皺に釉薬が食い込んで、梅花皮に匹敵するほどの
見所を出しております。

お茶は点て易く、茶映りも格別です。

 

是で、あと1.5㎝口径が広かったら、奥高麗茶碗と言えそうですが

 

 

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古唐津桜花白象嵌手塩皿 5枚

2019 年 8 月 27 日 火曜日

 

寸法  口径 8.8㎝ 高さ 2.8㎝

時代  江戸初期から少し下る

状態  5枚の内4枚に窯割れが有りますが、上釉が
掛かっております。
内2枚に1箇所金繕い有り
口辺には細く鉄秞が引いて有ります。。

 

 

多種、多様で膨大な古唐津の作品の中に有って、象嵌で
文様を出しております作品は意外と少ないように思います。
特に茶道具に(水指)に多い様に思います。

私がお客様方とお酒を楽しむ時、三島唐津象嵌の陶片につまみ
を盛って、楽しんでおりますが、是の皿の陶片には三島文様が
びっしり書き込んで有りますが、些細に眺めますと、すでに
李朝の三島文様とは大分違います。

ましてや、この小さな皿に描かれた桜花の象嵌文様は、すでに
和様化しております。江戸時代初期も下った
1640年~1650年代にかけての
初期伊万里の染付の小皿を見て居ますような雰囲気が有ります。

桜の花びらがくっきりと実に愛らしく、珍味を盛って、
酒を楽しむのも宜しいですし、刺身の醤油入れでも楽しめる
のではないでしょうか。

箱行きを観ましても、大事に扱われきました事が伺われます

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初期伊万里蘭文盃

2019 年 8 月 22 日 木曜日

 

寸法  口径 6㎝×6.5㎝  高さ 4㎝

時代  1630年~1650年

状態  発掘品
金繕い2箇所  呼び継ぎ 1箇所
窯割れ 1箇所  降り物有り

 

 

状態で申し述べております様に、発掘品ですので、何カ所か
繕っておりますので、写真でご覧の様に、上から見ますと口辺が、
ガタピシしております。
然し乍ら、これらの欠点を覆い尽くす程の魅力をたたえました
蘭文盃です。

滑らかな白磁の地肌に鮮やかな呉須で満開の蘭文が2方に生々と
描かれております。
それと、何より嬉しいのは、見込みに蝶が舞飛んでいる姿です。
この軽妙闊達な図柄は,この時代に生まれた初期伊万里の中だけ
にしか見られない生気や活力の賜物ではないでしょうか。

お酒を呑みながら、蝶と戯れるのも一興かと思います

 

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古九谷総瑠璃秞皿 5枚

2019 年 8 月 21 日 水曜日

 

寸法  口径 14.5㎝  高さ 2㎝  高台径 9㎝

時代  17世紀中期

状態  5枚とも無疵

 

 

吸坂手の瑠璃と言えば瑠璃秞と鉄秞のかき分けで、瑠璃秞の方に
大きく白抜きの丸文の有る武蔵野図文様が図抜けて人気の高い
皿ですが、この皿は型は同じ物を用いておりますが、
深みの有る瑠璃秞一色が均一に掛かっております。
まるで清朝初期の景徳鎮の茄皮紫秞を観るような美しい瑠璃秞
です。

高台内は白磁に染付で、誉字が入っております。
2枚は2重圏線の中に誉字が、3枚は圏線も無くやや大きめな
字で誉字が書かれております。
それほど、この瑠璃秞の出来の良さを見通して居たもの
でしょうか

伊万里の作品の裏文字はほとんどが、中国の焼き物の銘を使って
おりますものの多い中にあって、このように、伊万里だけで使って
おります 誉 銘は当時の日本人陶工の研究熱心な心意気、喜び
ではなかったのでしょうか

最後の写真は、「鍋島」という銘の美味しいお酒を頂きましたので、
この瑠璃秞皿に肴を載せて楽しみました。
鰯のマリネと蕪と生姜の甘酢付け
徳利は祥瑞瓢徳利、盃は李朝白磁盃
盆は根来隅入り折敷

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螺鈿筋文茶器

2019 年 8 月 5 日 月曜日

 

寸法  高さ 8.5㎝  口径 3.8㎝

時代  明末時代

状態  螺鈿の欠落も無くいたって良好な状態

 

 

上下に丸文の螺鈿を施し、その間に筋文の螺鈿を施した
誠に粋で、洒落た文様の茶器です。
胴に4箇所丸穴の金具を付けたままにして、おりますが、
本来は、紐を通して腰にでもぶら下げた容器だったのでは
ないかと思いますが、是に牙蓋を付けて茶器に仕立てて
おります。

この当時、縞文 唐桟、麦藁文と、縞文様が、中国、江戸
で一大ブームになるほどの流行になりますが、このような
物にもブームが反映していたのですね!

箱書きの「高麗、螺鈿 茶器」は現代著名な漆作家の
池田巌先生の書付けで、箱の底にその印がおされて
おります。

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無地古唐津盃

2019 年 7 月 30 日 火曜日

 

寸法  口径 9.2㎝×9.7㎝  高さ 4.5㎝

時代  桃山時代~江戸初期

状態  ニュウ1本有り、見込みに少しの降り物有り

 

 

降り物が当たって、ほんの少しの歪みを生じ、上から
見ますと軽い編み笠状になって酒を飲むのに丁度良い
形になっております。

見込みの釉薬は濃い,薄いが有り、それぞれ釉薬の
上がりの変化を楽しめます。
まるで、斗々屋茶碗の肌を見ております様な面白い肌合い
です.

外側は、赤く焼けた土見せと、緑がかった釉薬の対比が
とても美しいです。

酒の量がたっぷり入りますので、若くて、呑んべーさん
にはもってこいの唐津盃です。

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李朝石製阿弥陀仏

2019 年 7 月 20 日 土曜日
 

寸法  高さ 14.8㎝  膝前幅 8㎝

時代  李朝時代

状態  石の自然の摩耗だけ

 

お釈迦様が説法するとき、蓮の花を手にして、それをひねったとき、
それに答えるように摩訶迦葉が微笑みをもつて答えられたと言われます。
それを 「粘花微笑」 と言う言葉で表現します。
その答えに満足して,微笑を持ってお答えになっていますようなお顔で御座います。

儒教時代にあって、細々と佛教を信仰して行く生活は大変だったことと思いますが、このような微笑に支えられて生きるすべを託して居たのではないでしょうか。

そんな信仰心と美が今日の私達の心をとらえ、感動させる様に思います。

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小野里 利信のシルクスクリーン 「シルク 18」

2019 年 5 月 3 日 金曜日

 

版画の寸法  40㎝×40㎝
額の寸法   62.7㎝×62.7㎝

時代     1968年作

状態     至って綺麗な状態

題名     シルク18

ED            108/150

サイン    ’68  Onosato

 

 

小野里利信は、
明治45年(1912年)~昭和61年(1986年)

1912年長野県生まれ。その後群馬県桐生に移り住む.
戦後のシベリア抑留を経て48年に帰国後は独特の
抽象画を展開し、
64年・66年にはベニス・ビエンナーレに日本代表と
して出品。
65年には、ニューヨーク近代美術館、チューリッヒ
市立美術館の絵画展に出品して、国際的評価を得る。

’68作と言いますと、海外での評価も高まって
おりました時期で、一番油ののっている時期の作品と
言えるのではないでしょうか。

寒色と、暖色6色の組み合わせですが、色使いの妙、
角の大きさの妙で、余白がない程びっしり描いて有るに
関わらず、騒々しさを感じさせない不思議な画です。、

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螺鈿市松文様香盆

2019 年 4 月 20 日 土曜日

 

寸法  33.5㎝×23㎝   高さ 3.3㎝

時代  江戸時代

状態  貝片の欠けや剥落有り

1.7㎝角のそれぞれ色も輝きも違う貝片を、斜め市松文
に敷き詰め、それ等の間に貝の小片をびっしり敷き詰めた
螺鈿の香盆です
その幻想的な色合いは、まるで夜空の天空を仰いでおり
ます様な風情で。正に煌めきの螺鈿です。

 

木地盆の素朴な盆には酒器が似合いますが、ちょっと
贅沢な思いで酒器の盆になさるのも宜しいのではないで
しょうか

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小川 千甕筆 春風駘蕩 軸

2019 年 4 月 9 日 火曜日

 

寸法  書の部分  61㎝×21.5㎝
軸の部分  127.5㎝×31.5㎝ 

時代  1887年~1971年

状態  綺麗
箱書き,自署

 

京都文化博物館
小川 千甕 展
縦横無尽に生きる展
挨拶分を転用させて頂きますと

小川千甕(1882?1971)は、明治末期から昭和期
までの長きにわたって、仏画師・洋画家・漫画家・
日本画家として活躍しました。
京都の書肆「柳枝軒」の家に生まれた千甕は、
少年時代は仏画を描いていました。その後、浅井忠
に洋画を学ぶ一方で、新感覚の日本画も発表し始め
ます。同じ頃、京都市立陶磁器試験場の絵付け技手
となったことをきっかけに「千甕」(せんよう)の
雅号を自ら名付けますが、俳画や挿絵の画家として
は「ちかめ」の名でも親しまれていました。
明治末、28歳で東京へ越し、『ホトトギス』など
に挿絵、漫画を発表して人気を博します。さらに
1913年(大正2)には渡欧し、印象派の巨匠ルノワール
にも会っています。帰国後は日本美術院に出品し、
本格的な日本画家として活躍しました。
その後、少年時代に憧れた富岡鉄斎を思わせる
ダイナミックな筆遣いの南画(文人画)で愛されました。
本展は、千甕の初期から晩年に至る仏画、洋画、
漫画、日本画約140点とスケッチブック、工芸などの
資料を一堂に展示し、その芸術を紹介する初めての
回顧展です。
平成27年12月8日(火)〜平成28年1月31日(日)

こうしてみていきますと,書くということに対して、
貪欲なほど色々の分野に挑戦して,自分の物にしていった人の様に思われます。

この字は富岡鉄斎の書に非常に影響を受けているように
思いませんでしょうか。

柳がそよ風に揺れて春ののどかな様の上に、温和でのんびり
とした書がのって何とも春風駘蕩としております。

 

 

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李朝三島白黒象嵌花文徳利

2018 年 12 月 17 日 月曜日

 

寸法  高さ 12.4㎝  口径 3.2㎝
胴経 8㎝

 

時代  李朝時代前期

 

状態  口に共直し有り(写真3枚目4枚目)
油臭なし

容量  200cc

 

 

3方それぞれ趣の違う花文を李朝らしいユーモアのある
筆致で描いておりまして、眺めておりますだけでも
氣のほっとするような徳利です

口辺の欠けも上手な共直しで、あまり気になりません

5花弁の升の部分は日裏でしょうか、、釉薬が少し縮れております。

容量は1合強とあまり入りませんが、あまり飲めない方や
飲まないけれど、酒器を撫で親しむ方には、大きさ、釉薬の調子などから、もってこいの徳利と思います。

 

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禅林句 淨躶躶赤洒洒

2018 年 9 月 5 日 水曜日

 

寸法  書 横 27㎝   縦 129.5㎝
軸 横 31㎝   縦 180㎝

時代  何時代か解りません

状態  上下左右相当切られております。

 

 

読み方は 「じょうらら しゃくしゃしゃ」と読みます。
素晴らしい言葉の響きです

禅林句集 柴山全慶編纂の訳語ですと

「一糸もまとわぬ丸裸。觸目全眞を現す。洒洒は
さっぱりとして塵のない様」

となっております。

すなわち、見栄や,欲や、外聞を捨てて人として,
ありのままの素裸の心の状態を言うのではないで
しょうか
「放下着」と似た言葉にも思われます。

書の下方左の角に大きな朱文が押されておりますが、
読めません。
上下左右は相当寸詰まりになって居りますので,
補修を重ねつつ大事に伝えられてきたのでは
ないでしょうか

軸の裏側頭に [18世代再奥」と貼り札に書かれており
ますが,調べても解りません.
私の解釈ですが、その寺の第18世管長で大変古い
時代の管長です。当然其処の寺の坊さん達は18世を知っているので、このような覚え書きとして、書いた
ものと思われます

此の書をみた時、なんと読むのかさえも全然解り
ませんでしたが、然し,この力強い,強固な意志の
見えます字は、私の心を妙に振るわせました。
字が読めて、意味が理解出来ましたときは、
私にもっともっと修行をしなさいと、迫りくる
ような勢いでした。

箱制作中

 

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常滑野花入れ

2018 年 4 月 5 日 木曜日

 

 
寸法  高さ 21.5㎝  口径 6㎝
低径 6㎝

 

時代  江戸時代

 

状態  口辺の中側に削げ有り

 

此の時代の常滑焼きの野花入れにしましては、
焼き上がりの変化に非常に富んだ野花入れです。

板おこしの底から紐造りで口辺まで造っており
ますので、轆轤作りと違って,少しヨロヨロと
しておりますところが又、何とも言えない魅力
です。

口辺内側に削げが見えますが、表には響いて
おりません。
直に水を入れても漏れません。

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