商品のご案内

呉須赤絵花鳥文大鉢

2019 年 10 月 3 日 木曜日

 

寸法  口径 42.5㎝  高さ 10㎝

時代  明末時代

状態  無疵

 

 

兎に角この手の鉢の中では最大の鉢です。

呉須赤絵は明末の一地方の民窯で、高台に
砂目のくっつきが有り、粗雑だったり、
絵付けの呉須と言っても鮮明な色でない
にもかかわらず、赤色、緑をふんだんに使って、
自由闊達で、伸び伸びと描く様が、我が国の人々を
魅了して止まなかったとみえます。

この皿に付いても鮮明でない呉須の色が、かえって
鮮明な赤の色を引き立てて、誠に鮮やかに見えますが、
その奔放に見える絵も、決して野びては見えません。

小物類の呉須赤絵作品は、
特に茶人に人気が高く、今でも、赤玉小香合が出て
きますと大変高価です。
ただ、小さくて、色目が良くて愛らしいと言うだけ
ばかりでなく、薄暗い茶室の中にあって、他のお道具
類も暗い中に有って、白磁の中の鮮烈な色と奔放な
絵柄が、場を引き立てるのと同時に皆の話題をさらっ
たのではないでしょうか。

大鉢に付いては、江戸時代初期のあまり大きな磁器の食器
類の無い中に、色々な料理をこんもりと盛り合わせて、
でん と置いて饗応出来るのは、力ある商人だったのでは
ないでしょうか。

 

     お買い上げ 有りがとう御 お買座います。

 

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李朝後期白磁透彫り葡萄栗鼠文筆頭

2019 年 9 月 30 日 月曜日

 

寸法  口径 11.8㎝  高さ 13.8㎝

時代  19世紀

状態  口辺に虫喰い有り

 

 

葡萄、栗鼠文と言いますと、葡萄はたわわに実る事
から、多産、豊穣を意味し,栗鼠も多産な動物で、
子孫繁栄を意味し、縁起の良い吉祥文として、共に現
される事の多い文様です。

李朝時代に於いては、この葡萄栗鼠文は、絵画、工芸、
焼き物、染色と多くの分野に描かれ、愛された文様で有
ります。
そのような中に有って筆頭は、文房七宝(神、筆、墨、
硯)に次いで、精神生活に欠かすことの出来ない
重要な文具です。

残念乍ら、この筆頭には、18世紀の分院製の様な
きりっとした面影は、もはや観ることは出来ませんが、
それでもまだ何とか威信の残存が見えます所に、
李朝の焼き物の良さが有るのではないでしょうか

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李朝白磁凸帯徳利

2019 年 9 月 24 日 火曜日

 

寸法  高さ 14.7㎝  口径 3.7㎝
胴径 10㎝

 

時代  19世紀

 

状態  口辺に1㎝ぐらいのニュー1本有り

 

容量  1合5勺

 

 

 

肩に1本の凸帯を廻らした珍しい形の李朝白磁の
徳利です。

この1本の帯により通常の李朝白磁独特の均整の
とれたよそよそしい形を免れ,優しく、印象深い
徳利にしている様に思いますす。

白磁の色も、分院のような青味掛かった白磁では
有りませんので、とても暖かみの有ります色合い
で、思わず酒を注ぎたくなります。

秞切れの部分は赤く焼けて、景色となっております

轆轤目の効いた頸に、さっと親指と人差し指が
掛かって、酒も注ぎ易く、出の調子も誠に宜しい
徳利です。

箱はあまり宜しくありませんでしたので、新しい箱を
造っております。
十月上旬には出来上がります

   お買い上げ有り難う御座います。



 

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新羅耳付土器小壷

2019 年 9 月 21 日 土曜日

 

寸法  口径 6.1㎝ 高さ 7㎝  胴景 10.8㎝
耳まで 12.3㎝

時代  統一新羅時代後期

状態  無疵

 

わらび手の把手が、片方だけに付いた、愛らしい
小壷です。
自然釉が掛かり、小さい乍ら、見応えのある小壷です。

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金銅十一面観音懸け佛

2019 年 9 月 20 日 金曜日

 

法  径 24㎝  像高 9㎝

時代  藤原時代~鎌倉時代

状態  外枠の装飾の輪法の間の花が2箇所外れています。
天蓋の瓔珞が両サイド外れている
十一面観音様は煤で真っ黒ですが
ルーペで見ますと鍍金は残っております。

 

全体に銹が吹いておりますが、その間から覗く
鍍金の状態は、銹の緑とのコントラストが美しいです。

真っ黒な中にも、なんとも愛らしいお顔に、しっかり衣を付けて、
淨瓶をを手にして、小さな像の割に十一面もしっかりしております。

台座を毛彫りにした青海波文様にしておりますが、
毛彫りの美しさを出しつつ、蓮弁、蓮台を大きくみせて居るように
思います。

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古唐津桜花白象嵌手塩皿 5枚

2019 年 8 月 27 日 火曜日

 

寸法  口径 8.8㎝ 高さ 2.8㎝

時代  江戸初期から少し下る

状態  5枚の内4枚に窯割れが有りますが、上釉が
掛かっております。
内2枚に1箇所金繕い有り
口辺には細く鉄秞が引いて有ります。。

 

 

多種、多様で膨大な古唐津の作品の中に有って、象嵌で
文様を出しております作品は意外と少ないように思います。
特に茶道具に(水指)に多い様に思います。

私がお客様方とお酒を楽しむ時、三島唐津象嵌の陶片につまみ
を盛って、楽しんでおりますが、是の皿の陶片には三島文様が
びっしり書き込んで有りますが、些細に眺めますと、すでに
李朝の三島文様とは大分違います。

ましてや、この小さな皿に描かれた桜花の象嵌文様は、すでに
和様化しております。江戸時代初期も下った
1640年~1650年代にかけての
初期伊万里の染付の小皿を見て居ますような雰囲気が有ります。

桜の花びらがくっきりと実に愛らしく、珍味を盛って、
酒を楽しむのも宜しいですし、刺身の醤油入れでも楽しめる
のではないでしょうか。

箱行きを観ましても、大事に扱われきました事が伺われます

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螺鈿筋文茶器

2019 年 8 月 5 日 月曜日

 

寸法  高さ 8.5㎝  口径 3.8㎝

時代  明末時代

状態  螺鈿の欠落も無くいたって良好な状態

 

 

上下に丸文の螺鈿を施し、その間に筋文の螺鈿を施した
誠に粋で、洒落た文様の茶器です。
胴に4箇所丸穴の金具を付けたままにして、おりますが、
本来は、紐を通して腰にでもぶら下げた容器だったのでは
ないかと思いますが、是に牙蓋を付けて茶器に仕立てて
おります。

この当時、縞文 唐桟、麦藁文と、縞文様が、中国、江戸
で一大ブームになるほどの流行になりますが、このような
物にもブームが反映していたのですね!

箱書きの「高麗、螺鈿 茶器」は現代著名な漆作家の
池田巌先生の書付けで、箱の底にその印がおされて
おります。

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無地古唐津盃

2019 年 7 月 30 日 火曜日

 

寸法  口径 9.2㎝×9.7㎝  高さ 4.5㎝

時代  桃山時代~江戸初期

状態  ニュウ1本有り、見込みに少しの降り物有り

 

 

降り物が当たって、ほんの少しの歪みを生じ、上から
見ますと軽い編み笠状になって酒を飲むのに丁度良い
形になっております。

見込みの釉薬は濃い,薄いが有り、それぞれ釉薬の
上がりの変化を楽しめます。
まるで、斗々屋茶碗の肌を見ております様な面白い肌合い
です.

外側は、赤く焼けた土見せと、緑がかった釉薬の対比が
とても美しいです。

酒の量がたっぷり入りますので、若くて、呑んべーさん
にはもってこいの唐津盃です。

 

       お買い上げ有り難う御座います。

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李朝石製阿弥陀仏

2019 年 7 月 20 日 土曜日
 

寸法  高さ 14.8㎝  膝前幅 8㎝

時代  李朝時代

状態  石の自然の摩耗だけ

 

お釈迦様が説法するとき、蓮の花を手にして、それをひねったとき、
それに答えるように摩訶迦葉が微笑みをもつて答えられたと言われます。
それを 「粘花微笑」 と言う言葉で表現します。
その答えに満足して,微笑を持ってお答えになっていますようなお顔で御座います。

儒教時代にあって、細々と佛教を信仰して行く生活は大変だったことと思いますが、このような微笑に支えられて生きるすべを託して居たのではないでしょうか。

そんな信仰心と美が今日の私達の心をとらえ、感動させる様に思います。

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小野里 利信のシルクスクリーン 「シルク 18」

2019 年 5 月 3 日 金曜日

 

版画の寸法  40㎝×40㎝
額の寸法   62.7㎝×62.7㎝

時代     1968年作

状態     至って綺麗な状態

題名     シルク18

ED            108/150

サイン    ’68  Onosato

 

 

小野里利信は、
明治45年(1912年)~昭和61年(1986年)

1912年長野県生まれ。その後群馬県桐生に移り住む.
戦後のシベリア抑留を経て48年に帰国後は独特の
抽象画を展開し、
64年・66年にはベニス・ビエンナーレに日本代表と
して出品。
65年には、ニューヨーク近代美術館、チューリッヒ
市立美術館の絵画展に出品して、国際的評価を得る。

’68作と言いますと、海外での評価も高まって
おりました時期で、一番油ののっている時期の作品と
言えるのではないでしょうか。

寒色と、暖色6色の組み合わせですが、色使いの妙、
角の大きさの妙で、余白がない程びっしり描いて有るに
関わらず、騒々しさを感じさせない不思議な画です。、

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螺鈿市松文様香盆

2019 年 4 月 20 日 土曜日

 

寸法  33.5㎝×23㎝   高さ 3.3㎝

時代  江戸時代

状態  貝片の欠けや剥落有り

1.7㎝角のそれぞれ色も輝きも違う貝片を、斜め市松文
に敷き詰め、それ等の間に貝の小片をびっしり敷き詰めた
螺鈿の香盆です
その幻想的な色合いは、まるで夜空の天空を仰いでおり
ます様な風情で。正に煌めきの螺鈿です。

 

木地盆の素朴な盆には酒器が似合いますが、ちょっと
贅沢な思いで酒器の盆になさるのも宜しいのではないで
しょうか

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小川 千甕筆 春風駘蕩 軸

2019 年 4 月 9 日 火曜日

 

寸法  書の部分  61㎝×21.5㎝
軸の部分  127.5㎝×31.5㎝ 

時代  1887年~1971年

状態  綺麗
箱書き,自署

 

京都文化博物館
小川 千甕 展
縦横無尽に生きる展
挨拶分を転用させて頂きますと

小川千甕(1882?1971)は、明治末期から昭和期
までの長きにわたって、仏画師・洋画家・漫画家・
日本画家として活躍しました。
京都の書肆「柳枝軒」の家に生まれた千甕は、
少年時代は仏画を描いていました。その後、浅井忠
に洋画を学ぶ一方で、新感覚の日本画も発表し始め
ます。同じ頃、京都市立陶磁器試験場の絵付け技手
となったことをきっかけに「千甕」(せんよう)の
雅号を自ら名付けますが、俳画や挿絵の画家として
は「ちかめ」の名でも親しまれていました。
明治末、28歳で東京へ越し、『ホトトギス』など
に挿絵、漫画を発表して人気を博します。さらに
1913年(大正2)には渡欧し、印象派の巨匠ルノワール
にも会っています。帰国後は日本美術院に出品し、
本格的な日本画家として活躍しました。
その後、少年時代に憧れた富岡鉄斎を思わせる
ダイナミックな筆遣いの南画(文人画)で愛されました。
本展は、千甕の初期から晩年に至る仏画、洋画、
漫画、日本画約140点とスケッチブック、工芸などの
資料を一堂に展示し、その芸術を紹介する初めての
回顧展です。
平成27年12月8日(火)〜平成28年1月31日(日)

こうしてみていきますと,書くということに対して、
貪欲なほど色々の分野に挑戦して,自分の物にしていった人の様に思われます。

この字は富岡鉄斎の書に非常に影響を受けているように
思いませんでしょうか。

柳がそよ風に揺れて春ののどかな様の上に、温和でのんびり
とした書がのって何とも春風駘蕩としております。

 

 

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禅林句 淨躶躶赤洒洒

2018 年 9 月 5 日 水曜日

 

寸法  書 横 27㎝   縦 129.5㎝
軸 横 31㎝   縦 180㎝

時代  何時代か解りません

状態  上下左右相当切られております。

 

 

読み方は 「じょうらら しゃくしゃしゃ」と読みます。
素晴らしい言葉の響きです

禅林句集 柴山全慶編纂の訳語ですと

「一糸もまとわぬ丸裸。觸目全眞を現す。洒洒は
さっぱりとして塵のない様」

となっております。

すなわち、見栄や,欲や、外聞を捨てて人として,
ありのままの素裸の心の状態を言うのではないで
しょうか
「放下着」と似た言葉にも思われます。

書の下方左の角に大きな朱文が押されておりますが、
読めません。
上下左右は相当寸詰まりになって居りますので,
補修を重ねつつ大事に伝えられてきたのでは
ないでしょうか

軸の裏側頭に [18世代再奥」と貼り札に書かれており
ますが,調べても解りません.
私の解釈ですが、その寺の第18世管長で大変古い
時代の管長です。当然其処の寺の坊さん達は18世を知っているので、このような覚え書きとして、書いた
ものと思われます

此の書をみた時、なんと読むのかさえも全然解り
ませんでしたが、然し,この力強い,強固な意志の
見えます字は、私の心を妙に振るわせました。
字が読めて、意味が理解出来ましたときは、
私にもっともっと修行をしなさいと、迫りくる
ような勢いでした。

箱制作中

 

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常滑野花入れ

2018 年 4 月 5 日 木曜日

 

 
寸法  高さ 21.5㎝  口径 6㎝
低径 6㎝

 

時代  江戸時代

 

状態  口辺の中側に削げ有り

 

此の時代の常滑焼きの野花入れにしましては、
焼き上がりの変化に非常に富んだ野花入れです。

板おこしの底から紐造りで口辺まで造っており
ますので、轆轤作りと違って,少しヨロヨロと
しておりますところが又、何とも言えない魅力
です。

口辺内側に削げが見えますが、表には響いて
おりません。
直に水を入れても漏れません。

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