商品のご案内

古染付 麦藁文筒向付け

2018 年 2 月 23 日 金曜日

 

  寸法  口径 7.3㎝  高さ 10.5㎝

時代  明末時代

状態  無疵

 

 

フリーハンドで描いた麦藁文の文様は、
線の継ぎ足しや濃淡が有りますが、
なかなか見事な縦線文様(麦藁文様)です。
余程肩の力が抜けていなければ、このように
等間隔で描けないのではないでしょうか。

その上、此の麦藁文は内側と高台までにも
縦線文様が入って、とても丁寧な作行きです。

麦藁文向付けは、本来は深向うとして、
茶席の懐石に使われたものですが。
近年はこれらがバラバラになってしまって、
酒器として愛用されております。

以前、5個組みの仕切り箱に入った伝世品
の六角麦藁文深向付けを手掛けましたが、
私の手を離れましたらあっという間に1客ずつ
にばらされてしまいました。
長い間、5客揃って、疵付きもせず、大事に伝世
されて来ましたものをと思いますと寂しい限りでした。
一度このようにばらされてしまいますと、二度と再び
元の状態に戻るという事は難しいでしょう。
現在の諸状況下では仕方ないのでしょうか。

此の器はすでにばらされて私の手元に来ましたので、
憂うことも無く楽しむことが出来ます。
ビール、焼酎のロック、水割りなど、とても
飲み易く、楽しい雰囲気です。

 

 

 

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東大寺二月堂焼経

2018 年 2 月 11 日 日曜日

 

寸法  経部分 縦 23.5㎝  横 19.1㎝
軸全体 縦 87㎝   横 32㎝時代  天平時代

行数  10行

箱書き  福田 行雄氏(古筆鑑定家

 

寛文7年(1667年)、東大寺二月堂の修二会の時火事に
なり、その焼け跡から発見され、有る物は上部を,
有る物は下部が焼けて損傷した経巻を 東大寺二月堂
焼経と言いまして、奈良朝の唯一の紺紙銀泥経です。
この経は他の同時代の経巻と同じく写経生の手による
経巻故、その字は謹厳で美しい字です。

此の経断簡は、全体に水を潜ったせいでしょうか少し
ぼんやりしている部分もあり、罫線はほとんど見えま
せんが、一字一字に厚く掛かった銀は、今尚輝きを
放っております。

波状に茶色く焦げた跡は文様化して、実直その物に見え
ます此の断簡をとても優しく見せております。

時々眼にします二月堂焼経は細切れの2行、3行、5行が
多い中に有りまして、このように10行有りますのは、
鑑賞にも耐えられ、昨今では大変稀少と思います。

軸全体も小作りですので、狭いスペースでも楽しめると
思います

又、嬉しいことに、今日の古筆鑑定の第一人者であらせ
られます 福田行雄氏 の箱書きも有りますので、安心
して、奈良朝の経巻の断簡をお楽しみ頂けますことと
思います。

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初期伊万里染付六角花入れ

2018 年 1 月 30 日 火曜日

 

寸法  口径 6.3㎝  高さ 21.3㎝
胴経 6.3㎝

時代  江戸初期

状態  無疵

 

初期伊万里染付の花生けと言えば、つとに
ハリー パッカード氏がメトロポリタン美術館に
寄贈した四角の掛け花入れが有名です。

こちらの花生けは初期伊万里独特の生掛け焼成で、
その肌はねっとりとして雪のように白い磁肌です。
各面には陰刻で長方形を描き、其の中の一面には
染付で雲龍を描き 他の面には陽刻で篆刻の
文字を書いております。それらのパターンが3回
繰り返されております。陽刻の一番上の文字は
「壽」に見えますが其の下からは読めません。
(何方かお解りの方お教え下さい)
首の文様も,長方形の中に一文字を陰刻して,その上を
染付で描いております。
大変手の込んだ格調有る花生けと思います。

それにしましても,中も底も長年の水垢で真っ黒です
が、余程丁寧な扱いを受けてきたのでしょう。
疵一つ無く今日まできたのは嬉しいかぎりです。

今だったらどんな花がこの花生けに合うでしょう。
それらを考え、花を探すのも又,楽しいものです

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根来隅切り盆

2018 年 1 月 13 日 土曜日

 

 
寸法  28.5㎝×29㎝  高さ 4.5㎝

時代  室町時代

状態  隅入りの3箇所に傷み有り
裏側 漆剥げを黒漆で埋めている

 

 

まるで現代絵画を見ております様ですが、
時代がなせるこの自然の文様には叶わない
でしょう。
木の縮みによる断文も加味されて、何とも
言えない味わいを出しております。

オリジナルの足もしっかり付いております。
2㎝の高さの足ですので、置いてもあまり
高さを感じません。
隅切り折敷の多くは此の足を取り除いて、
黒漆で塞いでいる物が多いです。

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李朝華角貼り糸巻き

2017 年 12 月 14 日 木曜日

 

寸法  縦 11.5㎝ 横 5㎝ 厚み 1.2㎝

時代  李朝時代19世紀

状態  使用による色の剥落有り

 

まるで李朝民画の絵を見ていますような趣です。
昨今は李朝のこのような楽しい作品に
お目に掛かることも少なくなりました。
少し時代は下る華角貼りですが、嬉しいかぎりです。

華角貼りは水牛の角を薄く削って、其の裏側に
彩色豊かな彩りで絵を描き、それらを貼り合わせた
作品です.
周りの白い部分は象牙でしょうか。

このような裁縫道具は、上流階級の女性達の身辺に
置かれ愛用された物です。

机などの上に立てかけて飾って眺めて
居りましても、思わず頬が緩んでしまい
ますような微笑ましさがあります、

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絵唐津盃

2017 年 11 月 26 日 日曜日
 

 

 

寸法  口径 7㎝  高さ 3.4㎝×3.8㎝

時代  桃山時代

状態  粗相疵銀直し

 

 

まるでコンテンポラリーアートです。

絵唐津の絵の中には抽象的な絵模様を
ままみることはありますが、このように
見込み全体に。ランダムに描かれた盃には
初めてお目に掛かります。
これが又、お酒を注ぎますと、文様が一層
鮮明に出て何とも楽しい盃です。

繕いも上手な銀直しですので、中側は文様と
同化して目立ちません。
外側の直しの部分もあまり目立ちません。

木札に小山冨士夫と書かれております。
この盃を、小山先生はたまらなくお好きだった
だろなあと想像できます。

その後知りました 古美術 緑青 7 の
特集小山冨士夫器蒐集 P71に掲載有り

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総織部盃

2017 年 11 月 22 日 水曜日

 

寸法  口径 6.7㎝  高さ 3.7㎝

時代  桃山時代~江戸時代初期

状態  内側、外側にくっつきの跡有り
口片に小ボツの金直し2箇所有り

 

 

お酒を注ぎますと,まるで深山の澄んだ湖底
を覗き込んでおります様な深い色合いの
織部釉です。

窯の中で、火の風に煽られてのでしょうか
釉薬の流れも勢いよく,変化に富んでおります。

内側、外側にくっつきの跡がありますが、
きれいに削り取って有りますので、お酒を
飲むのには,影響有りません。

 

12月1日からの「第6回酒器展」に出品いたします。

 

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無地唐津大片口

2017 年 11 月 13 日 月曜日

 

寸法  口径 16.5㎝  高さ 10.5㎝

時代  桃山時代

状態  ニュー1本

容量  3合

 

 

唐津焼きの魅力をたっぷり持ち合わせました
実に堂々とした大片口です。
長石が多く混じった見込みの釉薬は
焼け縮れて一部露体が覗いておりますが、
これが見込みの景色になるのではないでしょうか。
表側の釉薬は良く溶けて艶々としております。

長い間でも、あまり使われている様子が無く
全体にとてもきれいです。

3合はたっぷりとお酒が入りますので、
暮れから正月に掛けて、多勢で宴会する場合には
使い勝手の良い片口で場を盛り上げてくれるもの
と思います。

 

 

すでにHP上で
「第6回 酒器展」
12月1日(金)~12月9日(土)
 11:00~18:00

を、御案内しておりますが、本日から少しずつ
詳細を御案内申し上げます。

図録がお手元に届いて、詳細を御希望の方は
コンタクトにご記入下さいまして、お送り下さい。

 

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初期伊万里染付蘭の手盃

2017 年 8 月 23 日 水曜日
寸法  口径 6.2㎝  高さ 4㎝

時代  江戸初期

状態  口片に5箇所の金繕い有り
胴に1箇所くっつきを削った跡有り

 

 

真っ白い肌に濃くなく、薄くない染付でゆったりと
蘭の花が表と裏に描かれております。

この軽妙闊達な図柄は,この時代に生まれた初期
伊万里の中だけにしか見られない生気や活力の
賜物ではないでしょうか。

又,この当時磁器焼成への強い思いと願いが込め
られて中国景徳鎮の焼き物を目指して,試行して
おります。然しあまり時を得ずしてすでに、
このような文様の和様化を見ますと、
愛おしくさえ思えます

器形は中国明末の煎茶茶碗に似て、腰のあたりが
少し開いておりますので、お酒もたっぷりと入り
ます。

発掘品とは思えない程の美しい肌と器形と状態
です

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李朝白磁盃と托

2017 年 7 月 28 日 金曜日

 

寸法  盃  口径 6.8㎝  高さ 5㎝
盃台 口径 10.8㎝  高さ 3㎝

 

時代  李朝時代18世紀~19世紀

 

状態  無疵

 

 

色絵柿右衛門牡丹唐草文盃と盃台に
続きまして、
李朝白磁盃と托を公開いたします

李朝分院窯の白磁盃と托の組み合わせ
ですが、これ等は本来は祭器だったの
でしょう。
分院窯独特の青味がかった釉薬がほの
見えて白磁をなお一層味わい深く見せ
ております。

柿右衛門牡丹唐草文盃と盃台同様、
白磁盃と托も、盃単体で出て来ることは
ありますが、このように組みになって,
しかも疵一つ無く出てきましたのは嬉し
いかぎりです。

形その物には何の衒いも無く、素直な
造形と、味わい深い白磁とが相まって、
とてもさわやか感に満ちております。

 

酒器仲間の改まった席などに、このような
組み物の李朝白磁盃で飲むのも,一興
かと思います。

箱は作り替えております。

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頴川赤絵釣花生

2017 年 3 月 1 日 水曜日

寸法  幅 24㎝
高さ 胴体 5.2㎝ 舳先 9.8㎝

時代  1753(宝暦3年)~1811(文化8年)

状態  無疵

 

 
頴川は京都の大質商で育ちますが、趣味から
作陶に入ります。研究熱心で、磁器の
焼造に成功して、京焼における磁器の先駆者
となり、門下からは、木米、道八等の著名な
名工が輩出しております。
頴川は、古染付風、呉須赤絵風が特に優れて
いたようです。

 
この吊花生けの花鳥文は暢達な筆致で、
まるで明の呉須赤絵の絵を見ている様です。
生地が失透気味で少し黄味がかっております
ので、優しい風合いを出しております。

片方の舳先の下の部分に 頴川 の銘が
入っております。

釣花生となっておりますが、底が平らですので、
置花生けにも使えます。

木苺、桜百合、クリスマスローズを生けて
みました。

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