商品のご案内

李朝白磁丸壷

2017 年 9 月 6 日 水曜日

 

高さ   寸法30㎝  胴経 31.5㎝
口径 14.5㎝   高台径 13㎝

時代  18世紀~19世紀
 

状態  高台から少し上がった所にニュウ有り(氷割れ
と思います)
水漏れはしません。

 

柳宗悦氏は ”朝鮮とその芸術 の中で
「李朝の陶磁器の美は自然が加護していると
私は想う。雅致はすべて自然が与える恵み
である」と述べておられます。
正にこの壷を繁々とみておりますと,胴の
張りは不均衡、高さは少し傾き加減ですが、
その自然な姿に、「雅致はすべて自然が与える
恵みである」の言葉通りの様に想われます。

ここに挙げます白磁丸壷は口作りはやや高い
ですが、(後期の壷ほど高くは無く)
白磁の色は透明感有る白磁色で、1箇所胴から
高台に掛けてY字状に薄く緑色の釉薬が垂れて
おります。(説明文以下最初の写真)
口作りに直しの無いのは嬉しいです。

李朝時代の儒教精神が焼き物の中に反映されて
いるのでしょうか。
そこには、儒教精神の高潔感や自然観の様な
雰囲気が漂っております様に感じます

 

この李朝白磁丸壷だけでも眺めて美しく,鑑賞
に耐えられますが,花を生けましたら,花も
壷も益々,お互いを引き立てて美しく見せて
くれます。
2017年5月10日「芍薬を生ける」
2017年7月11日「桔梗、霞草を生ける」
をご参照下さい

 

 

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初期伊万里染付蘭の手盃

2017 年 8 月 23 日 水曜日
寸法  口径 6.2㎝  高さ 4㎝

時代  江戸初期

状態  口片に5箇所の金繕い有り
胴に1箇所くっつきを削った跡有り

 

 

真っ白い肌に濃くなく、薄くない染付でゆったりと
蘭の花が表と裏に描かれております。

この軽妙闊達な図柄は,この時代に生まれた初期
伊万里の中だけにしか見られない生気や活力の
賜物ではないでしょうか。

又,この当時磁器焼成への強い思いと願いが込め
られて中国景徳鎮の焼き物を目指して,試行して
おります。然しあまり時を得ずしてすでに、
このような文様の和様化を見ますと、
愛おしくさえ思えます

器形は中国明末の煎茶茶碗に似て、腰のあたりが
少し開いておりますので、お酒もたっぷりと入り
ます。

発掘品とは思えない程の美しい肌と器形と状態
です

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李朝白磁盃と托

2017 年 7 月 28 日 金曜日

 

寸法  盃  口径 6.8㎝  高さ 5㎝
盃台 口径 10.8㎝  高さ 3㎝

 

時代  李朝時代18世紀~19世紀

 

状態  無疵

 

 

色絵柿右衛門牡丹唐草文盃と盃台に
続きまして、
李朝白磁盃と托を公開いたします

李朝分院窯の白磁盃と托の組み合わせ
ですが、これ等は本来は祭器だったの
でしょう。
分院窯独特の青味がかった釉薬がほの
見えて白磁をなお一層味わい深く見せ
ております。

柿右衛門牡丹唐草文盃と盃台同様、
白磁盃と托も、盃単体で出て来ることは
ありますが、このように組みになって,
しかも疵一つ無く出てきましたのは嬉し
いかぎりです。

形その物には何の衒いも無く、素直な
造形と、味わい深い白磁とが相まって、
とてもさわやか感に満ちております。

 

酒器仲間の改まった席などに、このような
組み物の李朝白磁盃で飲むのも,一興
かと思います。

箱は作り替えております。

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李朝家具トンケ

2017 年 7 月 4 日 火曜日

 

寸法  幅 59.5㎝ 奥行 55.7㎝ 高さ 29㎝

時代  李朝時代

状態  傷み無し

 

トンケとは貴重品、あるいは銭函として使用された家具の様です。
バンダチと違う点は、バンダチは正面が折れて開閉出来る様式
を言い、トンケは天板が半分に折れて開閉出来る様式を言うそうです。

このトンケは厚さ3㎝ぐらいある松材を使用し、とても頑丈な作りです。
金具は鉄材にさび止めの漆を掛け、松材の方にも漆を掛けて大変丁寧な
仕上げをして居りますので、オリジナル家具の美しさを十分備えております。
鍵もオリジナルで、開閉も簡単に出来ます。
家具の性質上オンドルの効かない部屋に置かれたのでしょう。
底に付いた2本の脚は厚いですが、低いです。

このトンケ自身を簡単に持ち運べ無いように、思いの外重いです。
この重さはトンケにとりましては大事な要素なのでしょう。(金庫が重いように)

李朝家具はリメイクされた物が結構多い中にありまして、このように
オリジナル家具を観ますと、胸の空く思いで御座います

貴重品や酒器など入れて、部屋の装飾家具としてお使いになるのも
宜しいかと思います。

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欅材手力盆

2017 年 5 月 10 日 水曜日

 

寸法  42.5㎝×30.5㎝  高さ 4.7㎝

時代  江戸時代

状態  無疵

 

 

欅の杢目の美しい手力(たじから)盆です。
代々の人達により、きれいに手入れされてきた
のでしょうか。鈍い光沢を呈しております。
隅入りの外周は細く、低く縁取られて、上品さを
醸しております。

脚の付け方は手力盆、安居屋盆などと同じく
溝に片側から脚を押し込んで別材を打込んで
とめております。
箱に春日臺と書かれて居りますので、春日大社系
の神社で大事に使われていた盆でしょう。

縁取りが低く、細いですので、酒器の盆にするの
が適していると思いますが、花台などにしても
楽しいと思います。この場合い、がさがさした高台の
徳利や盃は盆に疵がつきますので要注意で御座います。

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根来隅切り高脚膳

2017 年 5 月 1 日 月曜日

寸法  径 26.8㎝×26.8㎝ 高さ 7㎝
縁の立ち上がり寸法 2㎝

時代  室町時代

状態  無疵

 

 

5㎝程の凹形の脚の付いた根来隅切り膳です。
類例の少ない膳ですが、神前あるいは佛前に
供物をお供えするための膳でしょうか。
あるいは高貴な方に菓子等を供する為のお膳
でしょうか。

表、裏面には時代のなせる美しい断文が走り
朱色と黒の文様を一層引き立てております。
いずれに致しましても、とても状態の良いお膳で
御座います。

酒器を載せて楽しむのも宜しいでしょうが、
12,3㎝位の佛像等を載せて楽しまれますのも
一興かと思います。

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頴川赤絵釣花生

2017 年 3 月 1 日 水曜日

寸法  幅 24㎝
高さ 胴体 5.2㎝ 舳先 9.8㎝

時代  1753(宝暦3年)~1811(文化8年)

状態  無疵

 

 
頴川は京都の大質商で育ちますが、趣味から
作陶に入ります。研究熱心で、磁器の
焼造に成功して、京焼における磁器の先駆者
となり、門下からは、木米、道八等の著名な
名工が輩出しております。
頴川は、古染付風、呉須赤絵風が特に優れて
いたようです。

 
この吊花生けの花鳥文は暢達な筆致で、
まるで明の呉須赤絵の絵を見ている様です。
生地が失透気味で少し黄味がかっております
ので、優しい風合いを出しております。

片方の舳先の下の部分に 頴川 の銘が
入っております。

釣花生となっておりますが、底が平らですので、
置花生けにも使えます。

木苺、桜百合、クリスマスローズを生けて
みました。

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井戸盃

2016 年 12 月 28 日 水曜日
SONY DSC

寸法  口径 9㎝  高さ 4㎝

時代  李朝時代

状態  ニュウを金で止めております。

 

 

茶方では井戸茶碗の評価は非常に高く、
2013年に根津美術館で開催されました
「井戸茶碗 戦国武将が憧れた器」
展では70点ほどの名碗が展観されましたが
さて、盃となりますと、ぐっと少なく
なってしまいますが、
それ故に井戸盃に憧れを抱くのではない
でしょうか

この井戸盃は、琵琶色がかった釉に
白い釉が内、外奔放に流れて景色を
なしております。
全面に貫入が入り、高台脇は梅花皮
を呈しております。
高台内には小さな兜巾をみせ、片薄高台
に削られ、畳付きにも釉が掛かり、目跡
が4つ見られます。
口辺の金繕いはニュー止の金繕いです。
広い見込みには5つの目跡がありますが、
余り目立ちません。

お酒を飲むたびに、ほんのり赤みを帯びた
琵琶色釉肌は、喜びを与えてくれます。

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高麗茶碗

2016 年 11 月 18 日 金曜日
SONY DSC

寸法  口径 13.3㎝  高さ 6㎝
高台径 5.5㎝

時代  15世紀~16世紀

状態  ほんの小さい銀繕い1箇所
ニュー2本

 

 
腰には3本のくっきりした轆轤目が走り
緩やかに丸みを帯びて端反の口縁に達して
おります。。
見込みは広く、大きな茶溜まりの廻りに
目跡が3個みられ、細かい貫入が一面にみられます。

琵琶色釉は全体に良く溶けて、艶やかな肌を
しております。
高台脇の部分は一箆入れてありますが、
梅花皮状にならずに、秞がきれいに溶けて
おります。
高台内には斗金が立ち、畳付きは片薄で、
竹の節高台です。

このように書いてきますと、
高台脇の削りに、あるいは高台内に梅花皮が
あったら正に小井戸茶碗と言える碗です。
誠に残念で御座います。

大きさは手頃ですので、誠に使い勝手が宜しい
です。
心の平静を養う為にも、健康を維持する為にも
毎日お茶を点てて
この茶碗と楽しんだら如何でしょう

参考写真
根津美術館 2013年秋の特別展
戦国武将が憧れたうつわ
井戸茶碗
No 3 大井戸茶碗 銘 本願寺

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